令和5年版 公認心理師国家試験対策(3):109回 保健師国家試験問題(午後)

爆睡するポメチワの子犬
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109回 保健師国家試験問題(午後)

健やか親子21(第2次)で示されている十代の健康水準の指標はどれか。【午後8】

① 性感染症罹患率
② 虐待による死亡率
③ むし歯(う歯)罹患率
④ 睡眠障害がある子どもの割合

答えは①

平成13〜26(2001〜2014)年の「健やか親子21」の第1次期間の最終評価の主な結果

  • 改善:10歳代の性感染症罹患率の減少、妊娠11週以下での妊娠届の提出率の増加、両親の喫煙率の減少
  • 悪化:10歳代の自殺率の増加、極低出生体重児・低出生体重児の割合の増加

健やか親子21(第2次)の課題

  • 基盤課題A:切れ目ない妊産婦・乳幼児への保健対策
  • 基盤課題B:学童期・思春期から成人期に向けた保健対策(10代の自殺、肥満・痩身)
  • 基盤課題C:子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり
  • 重点課題①:育てにくさを感じる親に寄り添う支援
  • 重点課題②:妊娠期からの児童虐待防止対策(養育支援訪問事業)

中間評価(2019)で目標達成 ⇨ 積極的に育児をしている父親の割合が増加
(10代の自殺死亡率は変わらない、朝食を欠食する子どもの割合は増加)

成年後見制度に関する説明で適切なものはどれか。【午後22】

① 利用の申立ては社会福祉協議会である。
② 利用にあたり医師の鑑定書は市に提出する。
③ 身寄りのない場合は都道府県知事が利用の申立てを行う。
④ 判断能力の程度に応じて成年後見人、保佐人または補助人が選ばれる。

答えは④

民法に基づく法定後見制度では「後見(重度)」「保佐(中度)」「補助(軽度)」の3類型があります。

後見:精神上の障害により判断能力(事理を弁識する能力)を欠く状況にある人
保佐:精神上の障害により判断能力が著しく不十分な人
補助:軽度の障害により判断能力が不十分な人

平成23年(2011年)から平成29年(2017年)までの日本の精神疾患患者の動向で正しいのはどれか、2つ選べ。【午後30】

① 総患者数は減少傾向にある。
② 気分障害の患者数が最も多い。
③ 入院患者数は増加傾向に転じている。
④ 外来患者数では75歳以上の患者が減少傾向にある。
⑤ Alzheimer〈アルツハイマー〉病の患者数は増加傾向である。

答えは②と⑤

文 献

医療情報科学研究所 編(2023)「保健師国家試験のためのレビューブック 2023-24 第24版」メディックメディア.
医療情報科学研究所(2023)「クエスチョン・バンク 保健師国家試験問題解説 2023-24 第16版」メディックメディア.

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