今回は司法や犯罪に関する心理学の領域について学習しました。
非行や犯罪等については法律用語が多く、少し苦戦してしまいました。
やはり実務経験がない科目については、テキストなどを読んでから問題集にチャレンジすべきだったかな〜と感じました。
司法領域で活動する心理専門職が増えてきています。
この分野は公務員としての倫理と知識が必須になりますが、国家試験でも約5%が出題される重要な科目になっています。
完全合格問題集のキーワード:P384-403
非行、少年犯罪、触法少年、虞犯少年、犯罪少年、少年鑑別所、保護観察、少年院送致、児童自立支援施設等送致、刑法犯、共犯率、凶悪事件、全件送致主義、保護司、矯正教育、検察庁、法務少年支援センター、性格検査、知能検査、職業適性検査、少年院制度、第1種〜第5種少年院、保護観察所、精神保健観察、心神喪失、重大な他害行為、保護観察処分少年、少年院仮退院者、仮釈放者、保護観察付執行猶予者、個別恩赦、中央更生保護審査会、家庭裁判所、身上調査書、生活環境の調整、司法場面の認知面接、裁判員裁判、ストレス対応、地方更生保護委員会、情状鑑定、簡易鑑定、刑事責任能力判定、理非善悪、私的鑑定、中立的な鑑定人、高齢者の犯罪、刑務所、窃盗、保護観察官、更生緊急保護、面会交流、T.Hirschi、社会的絆理論、非行下位文化理論、漂流理論、分化的接触理論、文化葛藤理論、法務省式ケースアセスメントツール、RNRモデル、初回面接、更生保護、犯罪予防活動、補導援護、一般遵守事項、特別遵守事項、警告、反社会性パーソナリティ障害、司法面接・・・等
非行・犯罪白書・保護観察等について復習しています
非行少年と少年犯罪
非行少年とは、触法少年・虞犯少年・犯罪少年 のことをいいます。
令和3年版犯罪白書
家庭裁判所が行う非行少年の保護処分
- 保護観察
- 少年院送致
- 児童自立支援施設等送致
児童相談所の入所措置に関しては、児童福祉法第27条4項に「その親権を行う者又は未成年後見人の意に反して、これを採ることはできない」と明記されています。
16歳以上で故意の犯罪行為により被害者を死亡させた事件は検察官送致に該当します。
18歳以上20歳未満であれば、少年であっても、死刑が課される可能性があるのに対し、罪を犯したときに18歳未満であれば、死刑を課すことはできません(無期懲役にしなければなりません)。
地方更生保護委員会
少年院仮退院者の保護観察を継続する必要がなくなったと認めるときは、退院を許さなければなりません。
この委員会は全国に8か所設置され、加害者の仮釈放等を許す旨の決定及び仮釈放を取り消す旨の決定等をする権限を有する合議機関です。
高齢者の犯罪
「令和3年度版犯罪白書」において、刑務所の入所時点で65歳以上の女性の罪名は窃盗が多く89.0%でした。
男性の窃盗は53.8%という結果でした。
保護観察官の仕事
- 保護観察実施計画の策定
- 対象者の遵守事項違反、再犯その他危機場面での措置
- 担当保護司に対する助言や方針の協議
- 専門的処遇プログラムの実施
司法・犯罪に関する内容については「心理学用語集」のサイトで復習します
公認心理師試験対策研究会(2022)心理教科書 公認心理師 完全合格問題集 第1回〜第5回試験解説版, 翔泳社.
IPSA心理学大学院 予備校(2022)公認心理師試験対策標準テキスト ’22~’23年版, 秀和システム.
下山晴彦 編(2014)誠信 心理学辞典 [ 新版 ], 誠信書房.
下山晴彦 中嶋義文 編(2016)公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技法, 医学書院.
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