心理学を学ぼう(30):人体の構造と機能及び疾病(内分泌の調節・緩和ケア)

小型犬ポメチワの朝
hokenC

今回は「人体の構造と機能及び疾病」について過去問題を解いてみました。出題に関しては糖尿病などの疾患について基本的な内容を理解しておく必要性があると感じました。

サイコロジスト

医療機関で勤務する心理職が年々増えてきています。
医学的な知識の習得は他職種と協働する上で、とても重要なことだと感じています。

目次

完全合格問題集のキーワード:P438-449

視床下部、下垂体、摂食調節物質、グレチン、レプチン、オレキシン、内分泌、メラトニン、インスリン、副腎皮質ホルモン、プロラクチン、抗利尿ホルモン、単球、好中球、赤血球、B細胞、T細胞、メニエール病、くも膜下出血、1型・2型糖尿病、甲状腺機能低下症、アルコール健康障害、コルサコフ症候群、筋萎縮性側索硬化症(A LS)、過敏性大腸症候群(IBS)、緩和ケア、終末期医療、肺癌末期、器質性精神障害、せん妄、うつ病、認知症・・・等

全身の内分泌系のシステム(神戸大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌内科学 福岡 秀規 先生による)

ホルモンとは、主に内分泌臓器や組織でつくられ、血流に乗って標的器官へ運ばれて生命機能を維持するはたらきをもつ重要な情報伝達物質です。 ホルモンには100種類以上がありますが、これらのホルモンの分泌が多すぎたり少なすぎたりすると、心身にさまざまな障害が起こってきます。

ホルモンとは

ホルモンは様々な器官で分泌調節がされていますが、なかでも脳にある下垂体は、他の内分泌臓器から分泌されるホルモンの分泌調節を行う重要な役割を担っています。 下垂体は、前葉と後葉に分かれており、どちらもホルモンを分泌しています。下垂体から分泌されるホルモンを、下垂体ホルモンと総称します。

ホルモンとは

主な下垂体ホルモン

下垂体前葉成長ホルモン(GH)
●性腺刺激ホルモン(黄体形成ホルモン(LH)卵胞刺激ホルモン(FSH))
甲状腺刺激ホルモン(TSH)
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)
プロラクチン(PRL)
下垂体後葉バソプレシン[ 抗利尿ホルモン、AVP(ADH) ]
●バソプレシン(AVP)[抗利尿ホルモン(ADH)とも呼ばれる事がある]
オキシトシン

肥満症では血液中のグレチン濃度は低値を示し、BMIと負の相関を示すといわれています。
逆に肥満症ではレプチン濃度が上昇し、肥満が続くことでレプチン抵抗性が引き起こされます。

緩和ケア:早期より身体的・心理社会的問題、スピリチュアルな問題に関して評価・予防・対処すること

診療報酬の緩和ケア診療加算を算定するチームとは

  • 身体症状の緩和を担当:専任の常勤医師(他の業務と兼任可能)
  • 精神症状の緩和を担当:専任の常勤医師
  • 緩和ケアの経験を有する:専任の常勤看護師
  • 緩和ケアの経験を有する:専任の薬剤師

① から ④ までいずれか1人は、専従であることが条件になっています。

心理学用語の学習サイトでターミナルケアについて復習する

文 献

公認心理師試験対策研究会(2022)心理教科書 公認心理師 完全合格問題集 第1回〜第5回試験解説版, 翔泳社.
IPSA心理学大学院 予備校(2022)公認心理師試験対策標準テキスト ’22~’23年版, 秀和システム.
下山晴彦 編(2014)誠信 心理学辞典 [ 新版 ], 誠信書房.

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