今回は心理学実験の留意点や分析方法、信頼性・妥当性などについて学習しています。心理学実験に関しては問題集だけでなく、テキストも読んで勉強しました。これからも再学習する必要性があるな〜と思っています。
公認心理師や臨床心理士の資格試験では、大学や大学院で学んだことを応用する形で設問が用意されています。問題文を正確に読む必要性があると感じています。
「完全合格問題集」の中のキーワード
練習効果、順序効果、カウンターバランス、無作為割付、順位法、一対比較法、自由回答法、評定尺度法、文章完成法、被験者内計画、実験計画、個人情報保護、ディセプション、フィードバック、デブリーフィング、インフォームド・コンセント、介入期間、介入マニュアル、二重盲検法、置換ブロック法、乱数、Muller-Lyer 錯視、標準刺激、実験群、統制群、独立変数、従属変数、剰余変数、要求特性、ホーソン効果、キャリーオーバー効果、適性処遇交互作用、主効果、交互作用、対応ある t 検定、被験者間計画、有意性検定、5%水準、1%水準、効果量、標準誤差、信頼区間、一定化、バランス化、マッチング、ランダム化、準実験的研究、実験的研究、予備実験、内的妥当性、日誌法、行動描写法、行動目録法、場面見本法、トランスクリプト、プライム刺激、ターゲット刺激、実験手続、平均、標準偏差、t 検定、2要因被験者間計画、分散分析・・・等
心理学に関する実験について復習しています
「心理教科書 公認心理師 完全合格問題集 」P72-83
実験時の留意点
- 練習効果:課題を複数回行い慣れてしまい、従属変数に影響を与えることがあります。
- 順序効果:条件提示の順番が影響を与えてしまうことがあります。
- カウンターバランス:被験者内計画で実験する場合、実験参加者の半数は逆の順番にするなどして、順序効果を相殺するようにします。
- 無作為割付:実験参加者を特定の偏りのもとで実験条件に配置すると、従属変数に影響するため、参加者をランダムに配置することが重要です。
実験の分析方法
プライミング効果
ディセプション
「公認心理師試験対策標準テキスト ’22~’23年版」 で学習:P88-91
内的整合性
検査や尺度の中に含まれる複数の項目が、同じことを測定しているかどうかを確かめるため、各項目が同じ方向性を持っているかどうかを調べた程度のことをいいます。
信頼性係数の推定法
- 再検査法
- 同一の検査を一定期間おいて二度以上、同一被験者に実施する方法
- 代理検査法
- 関心下の検査と平均値や分散が等しい検査を同時実施して、二検査間で得られた相関係数の高さを調べる方法
- 折半法
- 1つの検査を2つに分解して、相関係数を測定し、それをスピアマン・ブラウン公式を用いて修正する方法
- 内的整合法(クロンバックの α 係数)
- 信頼性分析という方法をとってクロンバックの α 係数を算出する方法
- コーエンの一致係数(カッパー係数)
- 同一対象に対して2名が評定者となり、2名の一致度により信頼性を評価する方法
妥当性:本当に測りたいものを測れているかの程度
内容的妥当性、基準関連妥当性、構成概念妥当性 の3つがあります。
内容的妥当性
*表面的妥当性と論理的(標本)妥当性に分かれています。
基準関連妥当性
*併存的妥当性と予測的妥当性に分かれています。
構成概念妥当性
現役の学生時代に勉強していた事柄を、かなり忘却していました。少し驚いてしまいましたが、そのうち思い出し理解できるようになると信じています。
公認心理師試験対策研究会(2022)心理教科書 公認心理師 完全合格問題集 第1回〜第5回試験解説版, 翔泳社.
IPSA心理学大学院 予備校(2022)公認心理師試験対策標準テキスト ’22~’23年版, 秀和システム.
下山晴彦 編(2014)誠信 心理学辞典 [ 新版 ], 誠信書房.
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