ようやく完全合格問題集の内容に戻ってくることができた感じです。
心理アセスメントでは復習が大事だと考えてテキストの読み直しなどを行っていました。今回からは公認心理師としての基本である「職責と自覚」について勉強をしています。
公認心理師法の内容については心理師として活動する上で、必須の基本事項になっています。秘密保持義務などの倫理面での理解については、具体的な例をイメージしながら学んでいくことも大事です。
「完全合格問題集」の中のキーワード
公認心理師法(目的・定義・欠格事由・登録取り消し・信用失墜行為の禁止・秘密保持義務・連携等・資質向上の責務・名称の使用制限・罰則)、公認心理師登録証、資格と業務、行政処分、成年被後見人、養成のための実習、倫理・多重関係、名称独占資格、罰則規定、終生の守秘義務、努力義務、同意、通告義務、集団守秘義務、安全の確保、情報共有、説明、倫理的ジレンマ、責務、エビデンス、利益誘導、自己決定権、主治医の指示、自傷行為の緊急対応、リスクアセスメント、自殺のリスク、秘密保持義務の例外、虐待のリスクアセスメント、インフォームド・コンセント、リファー、個人情報保護法、個人情報の開示、チーム医療、BDI、COGNISTAT、バーセルインデックス、グラスゴーコーマスケール(GCS)、要支援者等の安全確保・・・等
公認心理師としての職責と自覚に関する内容について復習しています
「心理教科書 公認心理師 完全合格問題集 」P10-33
公認心理師法:2015(平成27)年9月公布、2017(平成29)年施行
第1条:目的
国民の心の健康の保持増進に寄与すること
第2条:定義(公認心理師が行う4つの業務)
一 心理に関する支援を要する者の心理状態を観察し、その結果を分析すること。
二 心理に関する支援を要する者に対し、その心理に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと。
三 心理に関する支援を要する者の関係者に対し、その相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと。
四 心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を行うこと。
第3条:欠格事由
第32条:登録の取消し等
第40条:信用失墜行為の禁止
第41条 秘密保持義務
第42条:連携等
保健医療、福祉、教育等が密接な連携の下で総合的かつ適切に提供されるよう、連携を保たなければならない。
当該支援に係る主治の医師があるときは、その指示を受けなければならない。
第43条:資質向上の責務
第44条:名称の使用制限(名称独占)
第46条:罰則(秘密保持違反をした場合)
1年以下の懲役又は30万円以下の罰金となります。
第49条:罰則(名称独占に違反した場合)
30万円以下の罰金となります。
秘密保持義務の例外
- 自傷他害の恐れがある場合
- 虐待が疑われる場合
- ケース・カンファレンスなど、直接関わりのある専門家同士が話し合いをする場合
- 法による定めがある場合や医療保険による支払いが行われる場合
- クライエントから情報開示許可の明確な意思表示があった場合
(自分の精神状態や心理的問題に関する訴えを提起した場合も)
チーム医療の現場で心理師が行うべき検査とは
BDI:ベック抑うつ尺度
COGNISTAT:コグニスタット認知機能検査
バーセルインデックス
日常生活動作と日常生活における自立度を評価するものです。
看護師や介護福祉士が実施するのが相応しい検査です。
グラスゴーコーマスケール(GCS)
意識レベルを評価するものです。
医師や看護師が行うものです。
心理職の基本的な姿勢を勉強する領域ですね。
公認心理師試験対策研究会(2022)心理教科書 公認心理師 完全合格問題集 第1回〜第5回試験解説版, 翔泳社.
IPSA心理学大学院 予備校(2022)公認心理師試験対策標準テキスト ’22~’23年版, 秀和システム.
下山晴彦 編(2014)誠信 心理学辞典 [ 新版 ], 誠信書房.
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