心理学を学ぼう⑽:教育に関する心理学(完全問題集にあるキーワード)

抱っこ大好きなポメチワの小型犬
hokenC

今回は「教育に関する心理学」について学習しています。
正直に申し上げて、教育の領域に関しては学習不足・経験不足を感じています。公認心理師国家試験では約9%が出題されることになっていて、この領域ではスクールカウンセラーとしての知識と技能が問われているのだと実感しています。時間があればゆっくりと学んでいきたいところではあるのですが、今は完全問題集の1クール目なので「前へ前へ」という感じで取り組んでいます。

目次

「完全合格問題集」の中のキーワード

自己効力感、学習性無力感、アンダーアチーバー、リテラシー、メタ記憶、深化学習、発展学習、原因帰属理論、不登校、スクールカウンセラーの初期対応、動機づけ(内発的・外発的)、問題行動、チーム連携、暴力行為、ハロー効果、プラセボ効果、ホーソン効果、ピグマリオン効果、アンダーマイニング効果、いじめ、守秘義務、適正処遇交互作用、ユニバーサルデザイン、プログラム学習、感覚運動学習、キャリア教育、虐待対応、保護者への情報提供、スクールカウンセラーの役割、スクールカウンセラー等活用事業、心理教育的援助サービス、開発的カウンセリング、ピアサポート、ソシオメトリー、チームティーチング、アサーショントレーニング、ソーシャルスキルトレーニング(SST)、学校でのアセスメント、トラウマ・インフォームド・ケア、アクティブラーニング、教職員へのコンサルテーション、特別支援教育コーディネーター、学習障害、学級経営、他機関との連携、児童相談所、教育支援センター、児童自立支援施設、児童家庭支援センター、通級指導教室(通級による指導)、形成的評価、評価指標、教育評価、学校における援助サービス(一次・二次・三次)、ピアサポート・プログラム、主治医の指示、生徒指導、自殺予防、行動観察、公認心理師による緊急対応、学生生活サイクル、ひきこもりの子を持つ両親への支援・・・等

教育領域に関する用語について復習しています
心理教科書 公認心理師 完全合格問題集 」P340-383

不登校児童生徒への支援 P347

不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で、学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意しなければなりません。

教育支援センターや不登校特例校、ICTを活用した学習支援、フリースクール、中学校夜間学級での受け入れなどの支援が求められています。

いじめの重大事態の定義(いじめ防止対策推進法第28条1項) P352

生命心身財産重大事態

いじめにより当該学校に在籍する児童等の生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき

不登校重大事態

いじめにより当該学校に在籍する児童等が相当の期間、学校を欠席することを余儀なくされる疑いがあると認めるとき

適正処遇交互作用 P357

L.J.Cronbach は、学習者の人格特性、IQ、認知スタイル、年齢などの適性によって、教材、学習指導法、教室環境などの処遇を変えると学習法の効果が変わることを適正処遇交互作用(Aptitude Treatment Interaction:ATI)と呼びました。

適正(外向か内向)と処遇(直接学習かビデオ学習)であれば、外向的学習者は直接学習内向的学習者はビデオ学習で学習成果が上がりやすいと考えられています。

メゾシステムレベルの介入 P369

メゾシステムは、子どもに直接接していないが影響を与える環境であり、必要であれば直接接しているマイクロシステムレベルの介入を行うことも考えられます。

学級経営 P373

学級担任と児童との相互教育作用を通して、学習や学校生活の基盤となる望ましい学級を築きあげていく実践活動であり、学級経営には、児童理解、学習指導、児童指導、教育相談、教室環境等整備などの側面があります。

「構成的グループエンカウンター」のねらい

  • 自己理解
  • 他者理解
  • 自己主張
  • 自己受容
  • 信頼体験
  • 感受性の促進

形成的評価・教育評価 P375

形成的評価

指導の過程で学習の進捗状況や成果を把握し判断して、その情報をその後の指導計画に活用するために行う評価のことをいいます。

教育評価

教師や指導や児童生徒の学習の成果を評価し、今後の指導に活かすために行うものをいいます。

文部科学省「子供に伝えたい自殺予防」P381

2014(平成26)年7月に文部科学省により「子供に伝えたい自殺予防(学校における自殺予防教育導入の手引)」が発行されています。

学校における自殺予防教育の目標

  • 早期の問題認識(心の健康)
  • 援助希求的態度の育成
    • 悩みなどを1人では解決できないと感じたときに、誰かに相談したり助けを求めようとしたりする態度のことをいいます。これらは一生にわたる心の健康につながる基本的な態度です。

自己効力感(セルフエフィカシー)に関するアーカイブ記事です

gomagoma

気軽に読んでほしいな〜

文 献

公認心理師試験対策研究会(2022)心理教科書 公認心理師 完全合格問題集 第1回〜第5回試験解説版, 翔泳社.
IPSA心理学大学院 予備校(2022)公認心理師試験対策標準テキスト ’22~’23年版, 秀和システム.
下山晴彦 編(2014)誠信 心理学辞典 [ 新版 ], 誠信書房.

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