目次
統合失調症 P55〜59、P269〜271
統合失調症スペクトラム障害とは
統合失調症の病態
自我障害における能動感や自他境界感の喪失と併せて、脳機能における対人関係システム(社会脳)や自我機能システム(自我脳)の機能喪失が背景にあります。
幻覚妄想、自我障害、不統合などの症状は、対人関係、自我機能、表象機能という人間で発達した脳機能の障害を反映しています。
心理師の役割:personal support specialist として
- 当事者の主体感の支援
- リカバリーの支援
- 再発予防の援助:薬物療法の意義を理解するための心理教育の機会を設ける 等
- 具体的な支援技術:個人心理療法、心理教育、SST、認知行動療法 等
- 家族支援
妄想・幻聴に対する認知行動療法の手法:ロンドン大学グループによる
第1段階:治療関係の形成とアセスメントの段階
第2段階:症状に対する自己コントロールを確立する
第3段階:ケース・フォーミュレーションを行う
第4段階:妄想や幻聴に関する信念を支持する証拠はあるのか、信念に反する証拠はないのかを明らかにしていく
第5段階:「スキーマ」の変容を目指す(自尊心や他者への信頼感の向上が必要)
第6段階:再発予防のための戦略を考える
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「統合失調症について:保健師・看護師・心理師国家試験対策ノート」
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