心理学と公衆衛生看護学の学び直しをしています:心的外傷後ストレス障害(No.2)

目次

心的外傷後ストレス障害 P79〜81

心的外傷後ストレス障害の主要症状

  • 再体験症状(フラッシュバックや悪夢など) 
  • 回避症状
  • 認知と感情の否定的変化
  • 過覚醒症状

心理社会的要因

  • 別の外傷的出来事を経験していること
  • 以前から心理的問題を抱えていたこと
  • 精神疾患の家族歴があること
  • 社会的支援が乏しいこと
  • 低学歴であること 等

測定尺度:「PTSD臨床診断面接尺度(CAPS)」があります

CAPS(PTSD臨床診断面接尺度)

CAPS (Clinician-Administered PTSD Scale)は、各国の臨床研究や治験で広く使用され、保険適用もされています。

CAPS-5

DSM-5の診断基準に基づいて
トラウマ体験に関する質問1個
PTSD症状(再体験、回避、否定的認知、覚醒亢進)に関する質問20個
持続期間に関する質問2個
機能障害に関する質問3個
全般状態に関する質問3個
* その他の質問2個

それぞれの質問項目について最近1か月の症状の重症度を元に面接者が評定を行います

PTSDの治療

  • トラウマに焦点を合わせた認知行動療法(CBT) *第一選択*
  • 眼球運動による脱感作と再処理法(EMDR)
  • 薬物療法:選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、三環系抗うつ薬 等

下山晴彦 中嶋義文 編「公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技能」2016 医学書院.

心理学用語の学習サイトで「心的外傷後ストレス障害」を復習する

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