目次
抑うつ障害 P260~262
抑うつ障害とは
認知モデル:Beck が、否定的な思考がうつ病の精神病理の中核と捉えていた。
行動モデル:Ferster や Lewinsohn らは、うつ病患者は嫌悪的な事態を回避するような非機能的な行動が習慣化すると考えました。
対人関係理論:Klerman らは、「重要他者」との固定化された非機能的な人間関係に着目し、うつ症状との関連性への自己理解に着目しました。
学習性無力感理論:Seligman が提唱しました。
認知行動療法:Beck が体系化
治療モジュール
- 心理教育
- セルフ・フォーミュレーション
- ケース・フォーミュレーション
- 活動スケジュール
- 認知再構成法
- 問題解決技法の習得と行動実験
- 再発予防
行動活性化:正の強化を得られるように ACTION
- assess:自分が選択している行動を評価
- choose:目標や価値に沿った行動を選択する
- try:行動を実行する
- integrate:新しい行動を習慣に取り入れる
- observe:変化が生じたか観察する
- never give up:あきらめずに強く続ける
その他の心理的アプローチ
対人関係療法、認知行動システム精神療法(CBASP)、アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)、マインドフルネス認知療法などがあります。
下山晴彦 中嶋義文 編「公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技能」2016 医学書院.
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