40年近く前に受けた看護師国家試験を思い出す「受験生の皆さんに幸あれ」

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2025年2月16日は看護師国家試験日らしい

私は40年以上前に高校を卒業し看護師の養成機関に入学した。
在籍中はとても真面目な学生とは言えず、単位取得のための試験にはほとんど「ノー勉」で挑み、赤点を取っては担任の先生や教務主任、附属の病院長にお叱りを受けることがしばしばだった。

それでも実習に関しては、入院中の患者さんとの出会いがあり、その方々を通して真面目に取り組むことができていたと自負している。やはり、リアルに病と向き合っている方々の姿は、神々しくもあり、土足で入り込んではいけないような領域だったと思い出す。

国家試験については自動車の教習場に通いながら、時間を作っては医学書院の過去問題集1冊だけを数回繰り返し準備した。当時、母校では国試に失敗する先輩は「ゼロ」で、よっぽどのことがない限りスベッてしまうということはないと確信していた。

私の母校は実習などが厳しい、いわば看護の名門校だったと思う。実際に多くの患者さんと過ごす時間も長く、国試に出てくる問題は、実習記録に記載したことがあるものばかりだった。

今、私が看護師資格を得て履歴書に記載することができるのは、学びの環境に恵まれ、多くの経験を積ませていただけたためだと実感している。それなのに私は臨床経験を重ねることなく、企業や地域の保健師として過ごしていた。退職後は心理学を学び、臨床心理士や公認心理師の資格を得るという別ルートを歩むことになった。

還暦になっても多分、これぞという自信がない私だろう

多くの資格を取得することで自信のなさを、乗り越えたいけれど、そうではない・・・
むしろ自分の得意分野が不明瞭となり、思考が分散しやすい。

この弱点を無かったことにするのか、可能な限り向き合っていくのか?
還暦近くになると、そろそろ定年後の生活なども考えるお年頃だと思うけれど、私は今が出発点のように考えてしまう。

年齢的には正職員となってフルタイムで勤務することは社会的にも難しくなっているけれど、何か中途半端にやり残してしまっているカケラたちと再会し、回収し、改良し、新規発行しなくてはならない。

今となっては「勉強嫌い」とは言えない立場で、「ノー勉」で現場に復帰する勇気もない。
年齢を理由に与えられた仕事だけに専念する立ち位置もあるだろう。

専門職っぽいことはできていたかもしれないけれど、目の前にいる人に役に立ちそうな手助けができていたのかどうか・・・やはり自信がない。

本来の怖がりな体質を活かし切る

「新しいことが好き」
「珍しいものも好き」
「じっとしているよりも、動いている方が楽」
「納得いくまで、やってみたい(=粘着気質?)」

全て武器を持たない裸の状態では、怖すぎる。
日常的な勉強は、実習場に出向くために必要最低限の身構えと考えて、今でも職場が変わるたびに下調べだけは欠かさず実施している。

子どもの頃は「予習」が嫌いだったのに、どうしたことだろう。
それは病棟に入院されている受け持ち患者さんに対する最低限のマナーでもあっただろう。

今春から乳幼児健康診査や子育ての現場でアルバイトをしようと考えている。
いずれも元職場で正職員や嘱託職員として勤務したことがある場所。

あ〜そこに戻っていくのね。
戻されてしまうのね・・・と思う。

発達支援のお仕事にも未練はあるけれど、持病の悪化を予防するためには致し方ないと考える。
出会ったスタッフの皆さんとは、これからも協働し、乳幼児とその保護者の皆さんの支援に携わることはできるだろう。

これからはアルバイトだからできることをしてみたい。

看護師のお仕事をメインに、保健師、臨床心理士・公認心理師として生きる

Amazonでまたまた書籍を購入し、小児科学の専門書を購入した。
これがあれば医師国家試験の内容もクリアできそうな予感がする。

古くて新しい職場に出向く準備を始めよう。
看護や心理のお仕事には、大きな責任を伴うという緊張感もある。少しでもリラックスして現場に向かうためには、お守りのようなものが必須である。

今までは「学術的に知っている」という状態だった知識を、「理解しているし実践できる」レベルに引き上げ、専門職として少しでも自信が持てるような活動を展開したいと思う。

といっても正直・・・「かわいい子どもたちにたくさん会える」というだけで実はテンションは爆あがりしているのが現状です。我が子の子育てなども思い出しながら、リスタートできる日を数える。

hokenC

今、保健師・助産師・看護師国家試験を受けられた皆さん(=同志)にエールを送りたいです。

良い結果が届くといいですね。
これからそれぞれの現場で共に頑張っていきましょうね。

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