ヨナスはどんな人?
ハンス・ヨナス(1903〜1993年)は、ドイツ生まれの実存主義哲学者で、ハイデッガーとブルトマンに学びました。彼は近代技術が人間に及ぼす影響とそれに対する倫理面について書きまとめ、実存主義の立場からグノーシス主義について研究しました。また、マールブルクで彼は、同じく哲学博士の学位を得るため研究していたハンナ・アーレントと出会い、二人は生涯永続する友人同士であったといいます。
著作「Imperative of Responsibility(規範としての責任性)」では、人類の存続は、我々の世界である地球とその未来への配慮に対する努力に依存していると主張しています。
「汝の行いの結果が、人間の純粋生命の永続と調和するように行為せよ」ということです。
ヨナスの洋服:ワタシたちの行いの結果が、生き物の生命の永続と調和を保障するように着飾りたい
季節や場面に合わせて衣服の調節をしています。
「今日はどんな洋服を着ようか?」
「今、流行りのあの色、あのデザインの洋服を購入しよう!」などなど
心踊る、楽しみが尽きません。
アナタとワタシは今のところ、気まぐれな服装で出かける自由が許されています。
独創的で奇抜な色柄、斬新なシルエット、光沢があっても、なくても・・・OK
ヨナスの洋服は「平和の象徴」です。
でもその背景には、大きな責任が見え隠れしているといいます。
「汝の行いの結果が、人間の純粋生命の永続と調和するように行為せよ!」
裸体では外出できないワタシたちの生活では、洋服の着用はごく当たり前の行為になっているけれど
フォーマルなスタイルで出かける時、着心地の悪さを感じることがあります。
gomagoma もごく稀に、お堅い服装をすることがありますが
いつも「早く脱ぎたい」と切望してしまいます。
つまり着心地が悪い、無言の責任感らしきものにまとわれた鎖のようだから・・・
着物を着ることも滅多にありません。
それはよっぽどのハレの日か、喪に服す時だけです。
伸縮性があって、肌触りが最高で、色も飽きがこないもので
ジブンの体型にあったモノが欲しい。
小さな家のクローゼットに、好きな服、必要な服をストックして
ローテーションで楽しみたい。
決して多すぎることなく、決して見栄を張らず、決して分不相応な華美さがなく・・・
です。
あんまり制約しすぎると人生の喜びが半減してしまいそうです。
それでも
「ワタシたちの行いの結果が、生き物の生命の永続と調和を保障するように着飾りたい」
こんなに贅沢に「皮膚の代用=服」を脱ぎ着するのは、ニンゲンくらいなので
改めて・・・責任
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