トルストイはどんな人?
トルストイ(Lev Nikolaevich Tolstoi;1828〜1910)は19世紀のロシア文学を代表する小説家で、富裕な貴族の生まれです。彼はカザン大学を中退して農民の生活改善に努力を重ねた人です。1853年にはクリミア戦争に従軍し、その経験は「セヴァストーポリ物語」として書き留められています。
トルストイは専制国家に抗議し、キリスト教的人間愛と悪への無抵抗について主張しました。しかし晩年は自分の現実生活と信念の矛盾に苦しみ家出し、そこで病死したといいます。彼の作品には「戦争と平和」「アンナ=カレーニナ」「告白」「復活」などがあり、中でも「戦争と平和」は多くの人々に読み継がれ、映画や舞台などの題材になっています。
トルストイのどんぶり:無信仰なワタシでも日々、欠かさず祈りたいことはあるものです
戦争のない時代しか知らないのです。
今まで平和という実感がないほど、当たり前のように平和を享受し尽くしています。
なのに・・・
アナタもワタシも正しいことをなすには努力が必要になってきました。
悪といわれる戦争や、数多ある行為の悪しき流れを制止するにはどうしたらいいのか。
今起こっている流れを逆行させるには、なお一層の努力が必要なのは理解できます。
gomagoma は現在、全く予測していなかった世界を生きている。
トルストイのどんぶりには、空洞があるらしい。
たぶん、流れ出る通過点らしきものがあるのだろう。
「人生とは、とどまることなき変化である」と彼はいう。
つまり、肉体的な生活の衰弱と同時に、魂の成せる生活の強化や拡大がそこに存在するというのか。
今まで適当この上ない「どんぶり勘定」で渡り歩いてきたワタシたちにとって、ツケの支払いが押し寄せる恐怖はなんともいえない。
借金はしていないはずなのに、借金をしているような形になっている。
「今まで、平和すぎたのだろうか」
これから、どんぶりの中に何を入れよう・・・
お金? 食物? 時間? 水? イノチ? 魂?・・・
わからないです。正直いって答えられない。
トルストイなら、今の世界の状況をどうみるのだろうか?
小さな家のキッチンに食器を並べ、細かな柄がついたどんぶりを逆さに伏せてみる。
時々、水だけを注ぎ
さ〜、どう見えるのだろう。
無信仰なワタシでさえも日々、欠かさず祈りたいことはあるものです。
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