タレスはどんな人? 〜哲学大図鑑(ウィル・バッキンガムほか 著)より〜
タレス(紀元前624〜前546年頃)は、現在のトルコの海岸沿いの町ミレトスで生まれたということはわかっています。しかし、その生涯についてはほとんど知られていません。彼は哲学者であるだけでなく積極的に政治に参加し、実業家としても成功を収めていたといいます。
タレスはミレトス学派の最初の哲学者で、弟子であったアナクシマンドロスは、タレスの科学的理論を拡張しましたが、彼はアナクシメネスの師となり、さらにはこのアナクシメネスは若き数学徒だったピュタゴラスに教えたといわれています。
タレスの言葉
宇宙の基礎となる物質はなにか。
生命に不可欠なもの。
運動が可能なもの。
変化が可能なもの。
「万物は水からできている」
タレスの台車:生命に不可欠なもの、運動が可能なもの「万物は水からできている」
水の流れが穏やかな時、流量が膨大して濁流となる時、それはいつ?
gomagoma の小さな家にも水道は必要です。
今の時代に、井戸を新たに設置する人は少ないから一応台車を準備しておきます。
水を管理することはワタシにとっても、アナタにとっても容易なことではありません。
タレスの台車を使って、簡単に水を持ち運びできるとよいのですが・・・
安定した形状を維持することがあまりにも難しすぎる。
ジブンの力だけでは、生きていくための必要量を確保することなんてできない。
できない。
宇宙に到達する人がわずかながらいるこの時代に、まず探索するのは「生命」の存在。
宇宙の基礎となる物質はなにか?
それは生命に不可欠なもので
運動が可能なもので
変化が可能なもの・・・
水の存在は生命の維持には絶対に欠かせない。
「万物は水からできている」のだから。
なのに、当たり前のように風呂を浴び、蛇口を流し放題にしている。
おいしい水を確保するためには、あの手この手の策を練り、諦める気配は全くない。
我ながら、「貪欲すぎるのでは」と省みる。
もしもタレスの台車に直接、水を注いだなら運搬の途中に多くが地に帰されるだろう。
そして、わずかな恵みの残存だけが、gomagoma に分け与えられたものだと知るならば、もっと大切に扱いたい。
そう思いながら蛇口をチョビチョビ解放することにしよう。
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