ロールズはどんな人? 〜哲学大図鑑(ウィル・バッキンガムほか 著)より〜
ジョン・ロールズ(1921〜2002年)は、アメリカのメリーランド州で生まれ、プリンストン大学で学んだのち、軍隊に入隊し第二次世界大戦中は太平洋上を転戦しました。大学では哲学を学び、1950年に博士号を取得しています。
ロールズの言葉
私たちは誰もが自分の利益をさらに促進させることを望む。
そのためには協同しなければならない。
公平で公正なルールは、各人の社会的身分とは無関係に、万人に平等に適用されるのでなければならない。
正義の原理は、無知のヴェールの背後で選ばれねばならない。
ロールズの蝋燭(ろうそく):自己停止してしまいそうな時の、ほのかな灯りを確保するためのもの
正義の女神は盲目です。
だからこそ公平だといいます。
正義の天秤は平等をあらわしています。
だから罰は誰に対しても等しく下される・・・らしい。
ゆれる、小さく小刻みに揺れる、消えてしまいそうになっても
耐える。
また炎がだんだんと力を得て、膨張する。
この繰り返し・・・
gomagoma の小さな家にもロールズの蝋燭(ろうそく)を確保しています。
それは停電が起こった時の災害対策用?
だけでなく自己停止してしまいそうな時の、ほのかな灯りを確保するためのものです。
アナタとワタシの周辺に「正義」という文字は存在しますか?
あまりにも当たり前の感覚のようになって、影が薄くなってきています。
「ヒトの道に反することはしてはいけない!」
今まで根づいてきた感覚は本物なのか。
公平で公正なルールは、立場や社会的背景とは無関係に、万人に平等に適用されるのでなければならない。
ワタシ自身も「だと、思う」
けれど正義の原理については、無知のヴェールの背後で選ばれねばならない、という。
ますます分からなくなってきた。
gomagoma には何がある?
理性はあるのか。
合理的な慈愛は組み込まれているのか。
誰に対しても平等に接しているのか。
今、ヴェールが剥がされ、全裸になっても「これがワタシだ」と言えるものが欲しい。
蝋燭の火が消えてしまわぬうちに。
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