ムンクの虫取り網:苦しくても、楽しくても、生きるヒトビトの姿を写実的に描く

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ムンクとはどんな人?

フィロソファー

エドヴァルド・ムンクは、1863年にノルウェーで生まれた有名な画家です。彼の家系は虚弱体質の人が多く、5歳の時に母を、14歳の時に姉を亡くしています。1879年からは工業の専門学校で学びますが、画家を目指して退学しています。1880年には王立美術工芸学校に入学し、前衛芸術家グループにも参加しています。

彼はのちに、病めることが美徳とされていた世紀末の空気感や、生と死の不安感などが反映された作品などを生み出しています。また、1908年には精神病院にて療養し、回復すると次第に自然や労働者などの新たな課題に取り組み、晩年には国民的な画家として認められるようになりました。

ムンクの虫取り網:苦しくても、楽しくても、生きるヒトビトの姿を写実的に描く

幼い頃の喪失は、その人の一生に大きな痕跡を残すことになる。
叫ぶ。
悲壮な顔をして叫ぶ。
不安が全領域を支配し叫ぶ。
誰かを呼ぶように叫ぶ・・・

刻印された記憶、虫取り網で誰か捕獲してくれないか。
恐怖を感じる悪夢のような記憶を・・・今すぐ。

gomagoma の家には、調度品と呼べるものはほとんどありません。
先祖から引き継いだお宝も全くありません。
それでも、お気に入りの絵画は各室に飾って生活しています。

いつまでも、いつまでもアナタとワタシの歴史が感じられるように。

心病み療養が必要な時、芸術作品が支えになってくれることがあります。
苦悩を分かち合い、痛みを軽減し、共に浸透する死の恐怖と生への渇望を感じながら
過ごす・・・時間の流れを穏やかにも、激しいものにも変貌させるものとして。

小さな家の玄関横には、ムンクの虫取り網を立てかける。
無情に襲いくる激風の訪問をキャッチ!
わずかな隙間から侵入する害虫をキャッチ!

ドアの隙間から細く、次第に広がる光を必ずキャッチする。

描く、自由に描く、何かヒントを享受して描く。
苦しくても、楽しくても、生きるヒトビトの姿を写実的に描く。
「生きている実感が湧いてくる」

ニュージーランドのチャタムアイランド・フォーゲット・ミー・ノット
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