クーンはどんな人? 〜哲学大図鑑(ウィル・バッキンガムほか 著)より〜
トマス・クーン(1922〜1996年)はアメリカの物理学者にして科学史家で、1962年に公刊された「科学革命の構造」の著者です。この著作は科学の歴史における転換点の探究でもあり、科学においてどのような革命が生じるかについての理論を提示する試みでもありました。
クーンの言葉
通常科学が目指すのは、事実あるいは理論の新奇性ではない。
新しい理論が形成されているなら、新しいパラダイムへの転換であり、それまでの理論枠に新しいそれがとってかわることになる。
クーンの靴:今まで履いたことのない色、形状、材質のものを手に入れるべき
新しい靴を買おうか。
それとも履き慣れたボロボロのヤツを玄関に置いたままにしておこうか・・・
アナタならどちらを選択する?
gomagoma が子どもの頃は、お気に入りの靴を大事にしすぎて色んな人を驚かしてしまった。
遊びに行った先の親戚からは「新しい靴、買ってあげようか」
と真剣に声をかけられてもおりました。
靴が買えないのではありません。
替えたくないないだけです。だって履き心地が良いのですから・・・
クーンの靴は「穴が開いているとか、汚れているとか、古めかしいとか」
そういったことを問題にしない。
ここにある事実や、理論的な新奇性なんて関係ない世界なのです。
だから心配しないで。
小さな家の新しい玄関には、やはり新作のデザインとかの導入が必要でしょうか?
アナタもワタシも今までの心地よい環境の延長線上に未だ座り続けている。
簡単には変われない。変わる必要もない。ニューブランドでなくても大丈夫。
そう言いたい。
でももし今、地表の草むらからハイジャンプをして世界旅行を決行したいのなら。
もし、少しハードルの高い峰に登山しようとしているのなら、それなりの靴の準備が必要です。
今まで履いたことのない色、形状、材質のものを手に入れるべきだと認識しています、一応。
両足のサイズさえ合っていれば、きっとクーンの靴がアナタとワタシの「大きさ・小ささ」に合わせてくれる。
必要なこと、背けてはいけないこと、絶対無視し続けることができないこと・・・
それこそが新しいパラダイム。
きっとクーンの靴の感触が gomagoma にもジャストフィットして、大事なことを教えてくれるはず・・・
新生活に合わせて靴を履き替えてみよう。
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