ホッブズはどんな人? 〜哲学大図鑑(ウィル・バッキンガムほか 著)より〜
生まれてまもなく孤児となったトマス・ホッブズ(1588〜1679年)は、裕福な叔父に引き取られ、素晴らしい教育を受けることができた人物です。彼はオクスフォード大学の学位を取得したことで、デヴォンシャー伯の息子の家庭教師を引き受けることになりました。
ホッブズは家庭教師をしながら、ヨーロッパ各地を旅し、その過程でイタリアの天文学者のガリレオ・ガリレイやフランスの哲学者マラン・メルセンヌ、ピエール・ガッサンディ、ルネ・デカルトといった科学者・思想家と面識を持つことができました。
ホッブズの言葉
生命とは四肢の運動にほかならない。
心はいわば原動力にあたり、神経は無数の紐で、結合部は無数の輪だ。
これらが身体全体を動かすものだ。
感覚と思考、そして一連の思想をのぞけば、人間の精神はまったく動かなくなる。
身体が機能するのに必要な情報は、「精気」によって運ばれる。
ホッブズの本棚:数ある書籍から、何を選び、何を読み、何に感動するのか
小さな家の中には、ホッブズの本棚を置こう。
そこには自然科学や語学、哲学書に心理学、社会科学・・・などなど多くの学問が塊となってスタンバイしている。
アナタとワタシは今まで、一気に四肢を成長させ、走ることさえできるようになった。
でも、誕生と同時に人間は、生命の流れと共に成長するだけではなく、同時に老化する存在だ。
ココロは、gomagoma の原動力になっている。
全身には、神経の無数の紐と輪が張り巡らされ、休むことを知らない。
「これらが身体全体を動かすものだ」とホッブズの書籍には記されている。
ごもっとも・・・
もしも身体が、精神が、病によって自由な動きを不可能にしてしまっても
どうか、身体が機能するために必要な情報を残してください。
生きるということは「精気」によって運ばれる循環そのものなのだから・・・
ココロ踊る。思考と感覚がマッチングする。
行きたい時に、行きたいところへ旅する・・・
そんなエネルギーを、どうか分け隔てなく与えてください。
等しく、優しく、出来れば永く・・・
数ある書籍から、何を選び、何を読み、何に感動するのか。
躍動する対象を探し続けている。熱望し続けている。
そんな時・・・今。
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