アリストテレスの雨傘:どんな時も、どんな所でも、手元に雨傘さえあれば前に進む勇気が持てるから

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アリストテレスはどんな人? 〜哲学大図鑑(ウィル・バッキンガムほか 著)より〜

アリストテレス
フィロソファー

アリストテレス(紀元前384年〜前322年)は、現代のギリシャの北東にあるハルキディキ県のスタゲイラに生まれました。父親はマケドニア王の侍医を務めており、貴族階級の一員としての教育を受けたといいます。

彼がアテナイのプラトン・アカデメイアへ送られたのは17歳の時で、そこで約20年間を過ごしました。最初は学生として学んでいましたが、のちに教師になっています。プラトンが亡くなってからは、アテナイを離れてイオニア地方へ赴き、その地の野生生物の研究に従事していたといいます。

アリストテレスは今日、私たちが物理学、論理学、形而上学、詩学、倫理学、生物学といった名のもとに知っている知識と学問を様々な部門の多くを分類した人です。

アリストテレスの雨傘:どんな時も、どんな所でも、手元に雨傘さえあれば前に進む勇気が持てるから

雨傘はどうしてこんな形をしているの(形相因)? どうしてツルツルした材質なの(質料因)?
コレは何の目的で作られているの(目的因)? 何で雨傘が必要なの(作用因)・・・

全てのものは4つの要因によって存在しているとアリストテレスはいう。
けれど gomagoma の生活では、こんなことを深く考える経験はありません。
「雨が降った時に困る」ので当然のように数本購入していました。

浅葱色の雨が天から降る時、「よっしゃ〜」と喜べる時とそうでない時があります。
分け隔てなく降り注ぐ無数の水滴は、植物や動物に大きな恵みを与える。

アナタとワタシの小さな家にも庭があります。
そして雨天の日には、植物たちの喜びがダイレクトに伝わってくるのです。
「ありがとう。雨傘は必要ないです。このまま、このまま・・・」と。

アリストテレスの雨傘は、これから小さな世界を飛び出そうとする gomagoma に無償で手渡されるものだ。
旅先では思わぬ困難があるだろう。怪我をするかもしれない。
誰かと対立したり、理不尽な攻撃にさらされるかもしれない。

そんな時に無情に落下する水滴の矢を退け、大事なカラダとココロを守る。

放射状の円形は、アナタを丸く包み込むため・・・
ツルツルした材質は、瞬時にして恵の水を地表に帰すため・・・
ミンナが雨傘を所有するのは、幸せと困難をバランスよく生き抜くため・・・

春雨、時雨、緑雨、霧雨、氷雨、梅雨、豪雨・・・
どんな時も、どんな所でも、手元に雨傘さえあれば前に進む勇気が持てるから。

アメリカに行ってみたい
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