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ケーラーはどんな人物?
ドイツの心理学者で、エストニアのリヴァルに生まれました。
1909年にベルリン大学のシュトゥンプのもとで学位を取得し、その後類人猿の知能研究をカナリア諸島のテネリフェ島で行っています。彼はウェルトハイマーやコフカとともにゲシュタルト心理学の中心人物ですが、1921年よりベルリン大学教授としてつとめました。しかしナチズムに反対してアメリカに渡り、1935年にはスワスモア大学の教授に就任しています。
ケーラーの業績・理論とは?
学生時代は物理学者ブランクに傾倒したケーラーは、場の理論に精通しており、ゲシュタルト性が心的現象ばかりでなく物理的世界にも存在していることを示しました。1920年には「心理物理的同型説」を展開し、後に「図形残効」などの研究によってそれを支持する証拠を追求しました。
図形残効とは:最新 心理学事典から
ケーラーが貢献したこと:1940年「 心理学の力学説 」を刊行
1940年には「 心理学の力学説 」を刊行し、ケーラーは実験学者としても理論学者としてもゲシュタルト理論の成長と成功に大きな足跡を残しました。
福島 章 編(1996)精神分析の知 88, 新書館.
氏原 寛・山中 康裕 他 編(1999)カウンセリング辞典, ミネルヴァ書房.
中島 義明・子安 増生 他 編(1999)心理学辞典, 有斐閣.
氏原 寛・山中 康裕 他 編(2004)心理臨床大事典 改訂版, 培風館.
下山 晴彦 編(2014)誠信 心理学辞典 [ 新版 ], 誠信書房.
IPSA心理学大学院 予備校(2022)公認心理師試験対策標準テキスト ’22~’23年版, 秀和システム.
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