ミラーニューロンとは
ミラーニューロンは、他者の経験を内側から理解することを可能にします。
これは共有できる相互理解がいかに発達するのかを説明してくれるもので、人間同士が強力なつながりを形成する上で関連深いものと考えられています。
脳の左半球の言語発達の中心領域であるブローカ野で発見されたこのニューロンは、人間の言語発達の基礎となるものです。
私たちのミラーニューロンはどうなっている?
僕は家族のみんなの空気を読むことができるよ。
だいたいは表情とか、動きとか、言葉とかでわかっちゃう。
愛犬と生活していると度々感じます。
「これはミラーニューロンが働いているのでは?」
そんな中でも、人や動物には脳機能に個人差があって、情緒的な出来事に対する理解や反応はさまざまです。やっぱり感じやすくても、鈍感すぎても生きにくい状況に陥ることが推測できます。医療や福祉などの対人援助職に従事している人では、ミラーニューロンが活発に機能している可能性が高いと思いますが、頑張りすぎると燃え尽きてしまう(=バーンアウト)ことが心配です。
グレイアム・ミュージック「子どものこころの発達を支えるもの -アタッチメントと神経科学、そして精神分析の出会うところ」2016 誠信書房.
第1章 序論:群盲象を評す
第2章 命の始まり:受精から誕生まで
第3章 関係性の中に生まれてくる
第4章 共感、自己、そして他者のこころ
第5章 アタッチメント
第6章 生物学と脳
第7章 言語、言葉、そして象徴
第8章 記憶:自分が何者で、何を期待するのかについて学ぶ
第9章 遊び:楽しみ、象徴化、練習、そしてふざけること
第10章 大人に向かって
第11章 トラウマ、ネグレクト、そしてその影響
第12章 遺伝子、素質と養育
第13章 本書のまとめ:早期の体験とその長期的な結末
アリシア・F・リーバーマン、パトリシア・ヴァン・ホーン「子どもー親心理療法 トラウマを受けた早期愛着関係の修復」2014 福村出版.
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