子どもと親のこころを支える(4):オキシトシンの作用に助けられ

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時間をかけながら発達心理学の文献を読み進めています。
すると夢の中で昔を回想するような場面がたびたび登場するようになって朝の目覚めはちょっと葛藤的な印象になっています。

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親子の関係性の中で生まれてくるものとは

愛犬を抱いているといつも心地よい感覚に陥ります。
身体的な親密さや母乳による授乳は、バソプレシンやオキシトシンのようなホルモンの放出を誘発するとのことです。なのでフアフアの感覚に満たされると、人は良い感情を抱きやすくなるのではないでしょうか?

オキシトシンは哺乳動物にのみ存在します

授乳やマッサージを受ける時、恋愛する時、セックスする時などの快適な瞬間に放出されるということです。犬や猫は人間同様、哺乳動物なのできっとマッサージを受けたりすると「オキシトシン」が出てきているのだと思います。

心と体の痛みを緩和する効果もあります

いつも忙しなく用事を済ませることばかりに集中していると心身ともに疲労困憊、イライラしてしまいます。いろんな場所でリラクゼーションルームの開業が相次いでいるのはきっと、疲れ切った身体の自然なる変化(オキシトシンの分泌を促すような行為)を促進させる目的があると考えられます。

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季節の変わり目はきっと大変なんだと思うけど、僕は涼しく散歩できるので大満足しています。

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人間の方がデリケートな一面があるのではないかと感じる今日この頃です。

文 献

グレイアム・ミュージック「子どものこころの発達を支えるもの -アタッチメントと神経科学、そして精神分析の出会うところ」2016 誠信書房.

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第1章 序論:群盲象を評す
第2章 命の始まり:受精から誕生まで
第3章 関係性の中に生まれてくる
第4章 共感、自己、そして他者のこころ
第5章 アタッチメント
第6章 生物学と脳
第7章 言語、言葉、そして象徴
第8章 記憶:自分が何者で、何を期待するのかについて学ぶ
第9章 遊び:楽しみ、象徴化、練習、そしてふざけること
第10章 大人に向かって
第11章 トラウマ、ネグレクト、そしてその影響
第12章 遺伝子、素質と養育
第13章 本書のまとめ:早期の体験とその長期的な結末

アリシア・F・リーバーマン、パトリシア・ヴァン・ホーン「子どもー親心理療法 トラウマを受けた早期愛着関係の修復」2014 福村出版.

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