命の始まりで経験していること
初めての妊娠、初めての子育て
決して万全ではなかった妊娠生活と子育て時代の記憶が思い出されます。
当時は公務員として通勤し、初めての悪阻(=つわり)にも戸惑いながらも、休まずに保健師のお仕事を続けることができました。仕事についてはむしろ家庭生活から解放されたような感覚で、同居家族(=多世代)と共に過ごすよりも充実した時間であったかも知れません。何よりも嫁としての役割を果たすプレッシャーがかなりあったと思います。夕食のために炊き立てのご飯を用意する時間、独特の匂いに嘔吐はしなくても嘔気がとても辛かったと記憶しています。当時、帰宅後のストレスホルモンはかなりのものであったと感じています。おそらく我が子(=胎児期)の母体の環境はあまり良くなかったと思いますが、これだけは自分自身でコントロールができなかったので、なんとも言いようがありません。
保健師の知識に助けられ・・・
妊娠中の家族内のストレスや風邪症状、休息不足などは母体にどの程度、影響があったのでしょうか?
日常的なストレスはまるでアルコールやタバコ、薬物・・・といった有害なものに類似した影響を与えてしまったかも知れない。そう思うと少し辛くなってきますね。
時間は巻き戻せないので、若い人には・・・
ストレスのない人生なんてないので、これからの時代を生きる若い世代の皆さんには、辛い時には早めにSOSを出してほしいと考えています。今の時代であれば地域の「子育て支援センター」などの活用も一案です。
グレイアム・ミュージック「子どものこころの発達を支えるもの -アタッチメントと神経科学、そして精神分析の出会うところ」2016 誠信書房.
第1章 序論:群盲象を評す
第2章 命の始まり:受精から誕生まで
第3章 関係性の中に生まれてくる
第4章 共感、自己、そして他者のこころ
第5章 アタッチメント
第6章 生物学と脳
第7章 言語、言葉、そして象徴
第8章 記憶:自分が何者で、何を期待するのかについて学ぶ
第9章 遊び:楽しみ、象徴化、練習、そしてふざけること
第10章 大人に向かって
第11章 トラウマ、ネグレクト、そしてその影響
第12章 遺伝子、素質と養育
第13章 本書のまとめ:早期の体験とその長期的な結末
アリシア・F・リーバーマン、パトリシア・ヴァン・ホーン「子どもー親心理療法 トラウマを受けた早期愛着関係の修復」2014 福村出版.
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