gomagoma
ウェリントン島はチリの南部、パタゴニア地方の島です。
面積は5,556 km2 で、チリの中では3番目に大きい島です。標高は1,463mのところがあり、島全体がベルナルド・オイギンス国立公園に含まれていて、素敵なところです。海岸線はフィヨルド地形で、大陸との間にはメシエ海峡があります。人口はなんと・・・約250人で海峡を通過する船のための港があります。
鬱金色(うこんいろ)✖️ ウェリントン島
入り組んだ複雑な海峡を渡って、自然いっぱいの島にやってきました。
あまり人が多くないというのも気に入っています。
山には見たこともない花々が咲いて、人間のエゴに食されていない感じも大好きです。
船に乗って到着したウェリントン島は、gomagoma にとっては現世と来世の中間領域。
島を一周しても、きっと何周したのか分からないくらいの旅になりそうです。
もしもワタシが僧侶なら、この島で鬱金色の衣を着て、ウロボロス的な修行を重ねると良いかもしれません。
「トラベル」という言葉よりも
何か限界を知りつつも前進する「修行(ワールドツアー)」のようなものです。
海峡を渡る。
危険があっても。
勇気がなくても。
狭いフィヨルド地形でも・・・通過したい。
人生の終末を迎える前にもう一度、歩いてみたい。
自分の両足で大地を踏み締め、登ってみたい。
小高い山から見下ろす海峡は、なんと美しい景色だろう。
背中にしょったリュックの中にウィトゲンシュタインの上履きがある。
右の履き物は天へ、左の履き物は大地へ
そして沈黙する。
残された時間を大切に、限界突破する世界旅行へもう一度、出かけてみたい。
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