ビスマーク諸島は、南西太平洋、ニューギニアの北東方向にある諸島です。環太平洋造山帯にあり、約200の火山性の島々からなりたっています。1885年からはドイツ領となっていましたが、第一次世界大戦後はオーストラリアの統治領、第二次世界大戦後もその統治領を経て、1975年に独立しました。今はパプアニューギニアの一部となっています。ビスマルク諸島の先住民はラピタ人とのことですが、1943年に日本国内で発行された国民学校初等科の教科書には、ここを「美しい島々に住む心優しき住民、ラバウルの大きな港」などと、紹介されていたそうです。
緋色(ひいろ)✖️ ビスマーク諸島
ビスマークの夕陽は緋色に燃えて落下する。
gomagoma は獣になった気分で飛び跳ねる。
「今日も一日ありがとう」と手を合わせる。
ワタシは自由気ままな島めぐりを続けている。
いつ頃、日本に戻ることができるのか全く見当がつかないけれど
緋色の赤が、故郷を思い出させる。
野生猿のような躍動感、高揚感はすっかり薄れてしまった中途半端な年頃だけど
法や習慣に縛られない旅には、何とも言えない解放感がある。
久しぶりにヒュームの引き出しを開いてみることにする。
何故、こんな世界中の島を転々とするのか?
どうして今、一人なのか?
いったい、これからどうしていきたいのか?
何を求めて夕陽を見つめているのか・・・・・?
次から次に重ねられる問答に十分なアンサーはできない。
脳内の整理棚がまだ、片付いていないのだ。
休息は次なる出発へのインターバルなのだから
今しばらく自由に過ごすことを、お許しください。
赤は燃えるのではない。
ただ、ただ、緋色が血液となって全身を駆け巡り
しらけきった日常に着火し、火山装置となるのだ。
どこかに、あるはずのお天道さまの情熱のお裾分けを狙う猩々として・・・
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