コラム【野菜の花:ピーマンの物語】誰も来ないとうがらし赤うなる 〜山頭火〜

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唐辛子は日常とても馴染みがある香辛料で、カラフルな実を楽しむ観賞用の種類なども出回っています。日本には室町時代に伝来し、当初は観賞用の植物だったらしいです。

辛味成分「カプサイシン」は体脂肪の燃焼に有効ということで、ダイエット食品としても注目を浴びています。また米びつに数本入れておくと、虫除けにもなります。中でもピーマンやししとうなどは、辛くはないけどトウガラシの一種と考えられ、花は7月から9月頃に咲きます。

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誰も来ないとうがらし赤うなる 〜山頭火〜

野菜の花:ピーマン(唐辛子)の物語

そんなに嫌がらないでください。
誰もワタシの存在に気がついていないのでしょうか?

本当は苦くも辛くもないのに、ちょっとタイミングが悪いだけです。
それでも、ピリッと刺すような感覚は武器でもあり、旨みでもあるのです。
だから嫌いにならないで欲しい・・・

孤独な草原で、たった1種類の存在として生きているとホント息が詰まります。
正直言って仲間がいるし、孤独でもないのに。

誰も来ないと赤くなってしまう、ただ
それだけです。
それでもいいと思っています。

白い花はいずれ真っ赤になって誕生し、いつか最期の時がやってくる。
そして赤はだんだん緑の草原へと回帰していく。

時が来るまで
黄色や白、橙の仲間たちと生きていきたい、ただそれだけ・・・

多くの汗をかきながら、ただひたすらワタシという役目を果たすのみです。

事典はこちらにあります

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