ご縁あって、今年開始される5歳児健診に従事させていただきます

実は5歳児健診は保健師ではなく、心理職として参加させていただきます
普段は保育園に勤務している私ですが、新規事業の5歳児健康診査では臨床心理士・公認心理師として従事させていただきます。今までは、学生カウンセラーや子育てカウンセラーの経験が少しある程度です。やはり新しいことを実践する場をいただいたということで、急ピッチで自己学習を進めています。
5歳児健康診査とは・・・
5歳児健診の目的
幼児期において幼児の言語の理解能力や社会性が高まり、発達障害が認知される時期でもあり、保健、医療、福祉による対応の有無が、その後の成長・発達に影響を及ぼす時期でもある5歳児に対して健康診査を行い、こどもの特性を早期に発見し、特性に合わせた適切な支援を行うとともに、生活習慣、その他育児に関する指導を行い、もって幼児の健康の保持及び増進を図ることを目的とする。
3歳児健診では気づきにくい、しかし就学後では遅すぎる発達上の課題のある幼児に気づく場となることを目的としています。
追跡調査の結果、5歳児健診で発達の課題を指摘されたこどものうち95%は、通常の学級に進んでいるそうです。つまりこの健診ではこどもたちに発達障害などのラベリングをすることや、特別支援学級などに送り込むことが目的になっているわけではなさそうです。結果的に適切な理解やサポートを受けながら、明るく楽しく元気よく学校へ通えるようにするためのものです。
文献やネット上で公開されているマニュアルなどを読み込んでいます



「これからの5歳児健診」という文献を購入して半日かけて読みました。内容は「5歳児健康診査マニュアル」と重複するものもありましたが、各地で先行して実施されている5歳児健診の方式なども紹介され参考になりました。
これらに合わせて専門領域である幼児の発達に関するアセスメント方法について学習を深めていかなくてはなりません。日常的には保育園の子どもたちの様子を見てはいますが、遊びを通した発達チェックなどはできていません。今は園の健康管理のお仕事をこなすことに専念しています。
現場の行政保健師のみなさんは、すでにチェック済みだと思いますが今現在、保健師学生で国試を控えている方も一度「5歳児健康診査マニュアル」を読んでみられると良いと感じています。
「5歳児健康診査マニュアル」はこちら



インプットした内容をこれからも、まとめていけたら・・・ですね
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