Essay のんびり気の向くままに:屋根裏部屋を軽くすると「悩み」が軽くなる?

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「頭(=悩み)を軽くするために・・・」

家人の協力を得ながら、屋根裏部屋の片付けを行いました。この場所は家屋の頂点で、人間に喩えると「頭部」にあたります。やはり軽やかに過ごすためには空きスペースが大切で、片付けをすると精神保健上のメリットがありそうな気がします。

屋根裏には季節ものの扇風機やマット類以外は、私の私物は保管していません。広さは3畳程度のスペースではありますが、フル回転で安全・快適に生活できる一助になっています。数ヶ月後には家人のために保管できる空間を確保する必要性があります。極寒の中で作業をするのは嫌だし、少しだけ早い大掃除のつもりで使用しなくなったものを階下におろしていきました。

約30年経過した「雛飾りのアイテム」をどうするか?

hokenC

私は将来の住宅事情のことを全く考慮せず、実家の両親に段飾りの雛人形を買ってもらいました。当時は田舎の広い家に住んでいたので余裕で飾ることができましたが、数年後には賃貸住宅に引っ越して何も飾ることができない状態になっていました。

実は子どもの頃、フル装備の段飾りが憧れで結婚し子どもができた初節句に高価なものをプレゼントしてもらったのです。「これはいったい誰のためだったのでしょうか?」

段飾りには日本古来の良きものもありますが、今考えるとどうも・・・ヒエラルキー的な要素が満載です。装具も、飾りも、家具も、運送手段(?)も、色んなものが詰め込まれた仕様になっています。今、断捨離を実行している身としては「これ使うかな〜?」と考えてしまうものもあったりして・・・

子どもの幸せを願うものとして

雛人形の処分方法に関する番組を先日視聴しました。するとお内裏様とお雛様以外は特に大きな意味を持たないとのことでした。つまり立派な段飾りの部分は「見栄」の部分であるといいます。それを聴いて私は「そうだよな〜」と納得する部分もあり、今の生活にマッチした所有方法について検討しました。

季節を彩るものとして、家族の健康を願うものとして大切に扱うことは必要です。毎年、代表メンバー(=お内裏様とお雛様)は家のどこかに飾るようにしています。防虫剤などの交換も必ず行っているため、どのお人形も生まれたての状態(=まっさらみたいに)といえます。私が元気なうちは、このまま1階のクローゼットに保管しておこうと考えています。

スチールの段はもういらない、使用しない家具類は手放そう!

hokenC

屋根裏部屋は今年の猛暑により、一部のアイテムにはダメージがあったように感じます。紙類や布類の保管は年々難しくなってきたように感じます。今回は「見栄」の部分を一気に断捨離するために、ワンボックスカーの中に段飾りのフレームと細かな家具・牛車などを詰め込みました。週明けには不用品の回収場所に運び出す予定です。

ギリギリの判断で左近の桜、右近の橘だけが生き残りました。
これからは毎年、工夫しながらローテーションで選抜メンバーを決めて2段、3段くらいの飾り方を工夫するのも良いかと思案中です。人形そのものに魂があるとは思いづらいのですが、モノも人も大切に扱うことの大切さを感じる出来事でした。

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