Essay のんびり気の向くままに:「働き方改革」って失敗だったの?

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過労死に関するテレビ番組を視聴しました

hokenC

退職してから約5年が経ちましたが、職場が理想とする業績を上げるためには、もっと、もっと勤務時間を増やして頑張らなくてはならなかったのかな〜と思います。

私の場合は保健師であり、臨床心理士でもあったため、長時間労働の弊害に対して予防措置を取らなくてはならない立場であったと思います。それでも家庭の事情で終業時間が過ぎて直後に帰宅してしまうのは、なんとも言えないプレッシャーであり、ストレスであったと記憶しています。

働き方改革がなかなか成功しないのは?

限られた勤務時間で業務をこなすためには、休憩時間を大幅に削減し、集中度を倍増させて手早く仕上げていかなくてはなりません。このようなペースで働き続けていては、精神が擦り切れるように消耗し、知らぬ間に疲労は根深く蓄積・沈殿されることになります。

hokenC

現役時代には他の業務に干渉されない集中時間が確保された場所(=自宅)でやりきれなかったお仕事をこなし、次週に必要な業務の下準備などをすることが多々ありました。そんな時間は当然、勤務時間には換算されず、同業者の皆さんの目に触れることもありません。これを「隠れ残業」というそうですね。

過労死に関する番組では・・・

過労死防止法の成立からまもなく10年。長時間労働の抑制が進む一方、いま精神障害による労災が増えています。労働時間は削減されたが業務量は変わらず、働く人が疲弊する、働き方改革の“歪み”とも言える実態が浮き彫りに。NHKでも10年前に女性記者が亡くなり、翌年、過労死と認定。その後、改革が進められてきたが、別の職員の過労死が認定されています。働き方改革の課題を解消する道について様々な現場から考えました。

以上のような内容の番組ですが、後日テレビ番組のまとめが掲載されるそうです。関心のある方については「見逃し配信」などを視聴されると良いかと思います。ちなみに私は2回視聴しました。

NHK クローズアップ現代
シリーズ #働き方を考える 職場の死をなくすには ~働き方改革の”ひずみ”~

家族の中で長時間労働をしている人がいる場合はどうすれば・・・

どうしても一家の稼ぎ手は一人の人に比重が偏る傾向があると思います。共働きの場合も家事や育児、介護などとのバランスをとることが大変難しい。私の場合は経済的には多少困窮しても、無理せず、マイペースに働く方法を模索したいと考えています。そのため職種や仕事内容の変更を余儀なくされる場面もかなりあり、職業人・家庭人として常に葛藤がありました。職業上のキャリアという点では何度も残念な経過をたどりました。それでも、全く後悔はありません。

フィロソファー

悩みすぎて過労死したり、病気になってしまうより
ずっとマシだったと思いますよ。

働ける数人の家族で、家計に必要な収入が確保できると

hokenC

就活は一旦休止していましたが、いつでも復職できるフットワークだけは確保していたいと考えて、近隣の求人情報を真面目に検索するようになってきました。

残業や休日出勤が許されない状態で、業務量だけがジリジリと増える職場が存在している現状では、「辞めること」も覚悟した調整が必要になってくるかもしれないと思っています。家計を支えるプレッシャーによるしんどさを軽減することは今の時代、欠かせないことのように思います。

一人でなんとかしようと思わず、しんどさを分散していける方法を探したいですね。

hokenC

「いつでも働くよ〜」と身近な人には言える自分でいたいです。

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