Essay のんびり気の向くままに:早めの断捨離生活で次世代に宿題を残さないぞ作戦

この本は誰が読むのだろう。
この服や着物は一体誰が袖を通すのだろう。
この食器は今後どんな場面で使用されるのだろう。
この植栽たちは私以外の誰が面倒みてくれるのだろうか・・・。

そんなことばかり考えていると早朝に夢をみてしまいました。

私は年老いた親族が汚してしまった寝具のカバーを剥がして何度も何度も拭きとり洗う、洗う。
家の周りには手入れされていないプランターの山がずらっと並んで、いろんな植物が無造作に生き続けている。誰も手入れしたり、片付ける人がいないんだ。私がやるしかないのか・・・
冷房がかかった部屋はいつも以上にひんやりして足もとの冷たさで目が覚めた。「本当に夢でよかった!」やってもやっても終わりが来ない作業のプレッシャーで私は半ば絶望を感じていたからだ。もう、これからはそんな生き方などしたくない、と改めて言葉を造成する。

目次

次世代に負の宿題を残すのはやめにしよう

昨夜も思い立って書籍の断捨離を行った。今まで購入した専門書や参考書はかなりの金額になるだろう。旅行をしたりブランド品を購入したり、高級食材を口にしたりすることがない私にとっては唯一の贅沢だったと思う。私にとってはこれが全てで、これが財産だとさえ思っていた。このままの調子だと自宅に図書館ができるくらいの勢いだった。あ〜今となれば、誰の利益にもつながらない自己愛の延長線上にある怪物としか思えない。

他者(=主に家人)にとっても利益があろうものを厳選し残す。そうすると同業者(=保健師・心理師)以外には役に立ちそうもないものばかりが自宅の本棚を占領していることに気がつく。これでは重荷でしかない。私以外で誰が山となった産物を片付けるのか?

今の私が元気でよかった。体力も気力もある。全ての書籍にチェックをいれ古書として排出する。その95%以上は私以外の人が読みそうもない狭い領域の本だった。残り少ない一般書に関しては厳選して本棚へと戻し断捨離完了。次回の見直しが早々にやってくるかも知れないけれど、自宅には空きスペースが少しずつ少しずつ増えてきている。このスペース(=良空間)こそが未来に対する希望ということになる。

hokenC

最近は遺品整理を業者さんに依頼し、空き家になった実家の管理や処分に多大なる時間とお金が必要になっています。私も物品の整理だけでなく実家じまいをした経験があります。この作業には当時、迷いもあり「これでよかった」と思えるまでに相当時間がかかりました。また多大な金額もかかり絶望的な感覚を覚える瞬間もありました。けれどいつまでも負の遺産を残し続けるよりも早めに整理し、次のステージへと繋げることができ本当に良かったと感じています。

早すぎて損することよりも遅すぎることによる後悔の方がもっとつらい

毎日、着実に不用品を自身の力で処分し、傷んだ住宅備品の修理や買い替えをしています。家は生き物です。手入れをして可愛がってあげないと呼吸しません。ちょっと小さめの空間でも断捨離することにより余裕が出てきます。心にも体にも少しずつ空きスペース(=リラックスできる余地)が増えてきたように思います。この調子で「おばあちゃん」になれると幸せです。

〜断捨離で部屋を片付けるコツ〜 について

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