Essay のんびり気の向くままに:今は就活よりも終活か? 大金を支出する勇気が湧いてきません

朝から地面が濡れている。
全国的に大量の雨が降りそそぎ、時々雷鳴が天空に響く。
梅雨らしくなってきた。
と同時に愛犬 goma ちゃん(小型雑種犬)の散歩に絶妙なタイミングを要するようになってきた。

雨上がりの地面が濡れている。
「いまだ!」というタイミングを見計らって彼を外に連れだす。
でも、「足元が気持ち悪いんですけど〜」という顔をして全く歩かない。
誰に似たのか若干、細かい神経を持ち合わせているようだ。
いつも動画で観ているレトリーバー君たちとは大違い。

この頃、手の指先や左頬にピリッと電気が走る。
これは神経痛などではなく、微小な切り傷が知らぬ間に発生しているようだ。
日中、一体なにをしているのか?
それは短期的な中毒性がある庭掃除の作業によるものだ。
えっ、庭掃除?
実は我が家には「庭」はない。いきなり駐車場になっているアプローチをあえて「庭」と呼んでいる。

ギリギリの敷地面積に無理くり立ててもらった家屋が幅を利かせて
愛犬を遊ばせる余地など微塵もない。
「あ〜、人工芝のドッグラン・・憧れるわ〜」とため息。
以前、貸切のドッグランに goma ちゃんを連れて行ったことがある。
なのに「ここ何処? これ何?」という感じで、ほとんど動こうとしない。
私は生き生きと飛び跳ね、走りまくる愛犬の姿を想像しながら出向いた場所だったのに・・・
これは予想外の展開で、クンクンと下を向いて探索するばかりの愛犬を直視し、少し落胆したのを覚えている。
彼がもしも人間だったならば、運動はあまり好きではない文化系男子ということになりそうだ。

愛犬が家にやってきて4年近くになります。
コロナ禍もあって旅行や遠出の外出を全くしていません。
そろそろ夏らしいイベントを計画したいところですが
無職の私には大金を支出する勇気が湧いてきません。
ひたすら断捨離に励み、古びたものを交換するために日用品をチョビチョビ再購入。
足繁くホームセンターに通うことくらいでしょうか。
先日はあまりにも安価になった花の苗などを購入し、プライスダウンしていることを知らずにレジのお姉さんに「コレは(清算に)入ってますか?」と問い直すことも・・・。
「大丈夫です」との返答があり
この後は、少し恥ずかしくなって「安っすいな〜」と照れ隠しして帰宅します。

お買い得品をリサーチせずに、のんびり気の向くままに買い物をしていると
有職時のけたたましさや緊張感をすっかり忘れてしまった・・・らしい。
この無職の慎ましさや人間らしさも決して悪くない。

今は就活よりも終活に熱が入る日々か?
何か順番を忘れていませんか〜

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