Essay のんびり気の向くままに:根を張るイキモノたちの生命力に圧倒され、感謝を重ね、でも断念する・・・

夏休みがやってくる。
今年の梅雨は長雨という感じではなく、猛暑と激雨のサンドイッチという感じだった。
私が住んでいるところは比較的、災害が少ないと考えられている地域ではありますが油断は禁物です。

この頃、買い物に行くたびに備蓄すべきものはないか気になってしまいます。
自宅ではクーラーの入った部屋でテレビを試聴する時間が増えてきています。故に何度も何度も同じ内容の報道を目にしてしまいます。また公園などの野外で過ごす時間も激減してしまい、気持ちがやや沈みがちなのかもしれません。

こんな時はショッピングセンターで快適に動き回るとよいのですが、買い物をすることに慎重になりすぎて楽しめなくなっています。
モノに溢れる生活から脱却するためにここ数年はプチ断捨離を続けています。
「これを買うために何を断念しスペースを確保するか」ということを常に自問自答します。これではストレスは全く解消できず、むしろ蓄積されてしまいます。

一目惚れしてしまう・・・そんなモノとの出会いがない限りお金を使うことはないのです。なんだかつまらないパターンになっていますが、無駄のないこのやり方に疑問を持つことはありません。


近隣では古くなった住居の解体現場があったり、お庭を綺麗にリニューアルしさっぱりさせておられる方がおられます。再び新しいものを構築するためには、古きものを一旦あきらめる作業が欠かせません。

7月に入ってからは小さな庭の改修・清掃を続けています。その度に植栽管理も最小限で済ませられるように土に石板をのせ、大地とは少し距離を持つようにしています。

知らぬ間に根を張る植物の生命力に圧倒され、感謝を重ね、でも断念する・・・

アラカンとはそういう複雑なステージなのかもしれません。
「老いていくこと、衰退していくこと、失っていくこと」
「深くなること、限りあること、ずっと続くこと・・・」いろんな相反するテーマとともにある。

我が家のシンボルツリーは太く成長したオリーブだけになりました。
おそらく配管にイタズラせずにすみそうなものを選別していたら、この樹木だけが残りました。その他のものは鉢植えの形で栽培を続けるつもりです。

鉢という受け皿があると、無謀な拡大・拡張・進出・侵略(?)を防止できそうな気がします。
「今、どうしてこんなに自然のエネルギーが怖いのだろうか?」
今までの常識では理解できないものに変化してきているからだろうか。

怯えすぎてはいけないし、軽く考えすぎてもいけない。
この夏は熱中症に留意しながらも、アウトドアを楽しむくらいの心意気が私にも欲しいところです。

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