Essay のんびり気の向くままに:掃除には中毒性がありますが、無害なものらしい

現在、無職の私。
のんびり気の向くまま過ごしてはいるのですが、自宅の1階2階、屋根裏、外構などを行ったりきたりしています。全然、のんびりしていない。
もしもスマホを常に携帯していたら、8,000歩くらいは余裕でカウントできてしまうほどと確信しています。

昨日は雨が降る直前の曇天を生かして、狭いベランダに敷いた人工芝風マットと植栽を清掃しました。
ここは、いかにして砂や汚れを排除すれば良いのか思案し、掃除機やほうきを使うのではなく水をひいて一気に流す作戦を立てました。
残念ながらここには水道がありません。
1階から延長ホースのリールを解き、上昇させることにしました。
「2階から紐を垂らす → ホースにくくりつける → 水栓の蛇口を開く → 2階に戻る → 紐を引っ張る → ベランダでシャワーする」という原始的な作業工程で実施しました。

紫陽花やシマトネリコ・・・などの鉢植えをよけ、マットをめくると蓄積された土がFRP(繊維強化プラスチック)にへばりついていました。これはブラシで擦るしかありません。
右手にブラシ、左手にシャワーホースを持ちながら、非常に狭い空間に入り浸りの状態でゴシゴシ。
「誰も私に声をかけないでください!」という緊張感のもとで作業を遂行いたしました。

おかげで衣類はびしょ濡れになってしまったのですが、完了した時の達成感はなにものにも変え難い感覚でした。
小さな葉っぱが芝のマットに挟まり完全に取り切ることはできませんでしたが、梅雨が本格化する前に整った感じがして我ながら「うっとり」してしまいます。

掃除には中毒性があります。
特に非日常的な作業には、アトラクション的な面白さがあります。
水を浴びた私は、カッパを着ずに流水滑りを終えた中高年のおばさんの姿でした。

掃除を終えた後の楽しみがあります。
それは冷凍室に常備しているアイスを食べることです。
ダイエット中(?)の私にとっては、ものスゴイご褒美です。甘さが全身に染み渡ります。
「生きていて良かった〜」と希望が立ち込めてきます。

元気に身体を動かすことができる、この時期を本当に大切にしたい。

翌朝、恒例の体重測定をしました。
測定前から身軽になったような感覚を持ちながら右足・左足・・・とゆっくりと全身を委ねると・・・
やっぱり減量していました。500グラムも。

摂取しているカロリーはいつも通りだということを考えると、運動による減量の効果を目の当たりにしたような感じです。「これは特別にスポーツクラブに通う必要性はないな〜」と思います。

上下運動を伴う家事の有効性をここで提唱したい。
毎夜、実施している筋トレやストレッチでは得られないものがあります。

就寝前に目をつぶり綺麗になったベランダを思い浮かべます。
天然の脳内麻薬がゆっくりと分泌されているよう・・・

掃除には中毒性がありますが、無害なものらしいのでまた何処か適当な場所を見つけてやってみます。
これは「早すぎても害がない終活、遅すぎても身体が資本の就活」
あえて保健師や心理師のお仕事に執着する必要性はないということでもあります。
何でも役に立つお仕事ならやってみたい!
現役バリバリの体力が劇的に再現できているような実感が確実にあります。
これは錯覚か?

ピーターパンの落とし物
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次