宮崎駿監督作「君たちはどう生きるか」を観てきました
新作公開前日から早めに雑務を済ませて、2023年7月14日の朝から映画館へ行ってきました。
久しぶりのジブリ作品で館内はポップコーンとジュースを持ち込んで鑑賞しておられる方も多くいました。年齢層は私(=アラカン)よりもずっと若々しい30代前後の方が多くおられたような印象です。
皆さん待ち望んでいたという空気が館内に漂っていました。
事前情報はゼロ。気がついたら、すっかり物語の中へ入り込んでいました。
ポスターなどはとてもラフな色彩・デザインという印象だったのでスクリーンを観て、いつも通りの迫力ある画風で少し安堵しました。
映画の感想については、うまく説明ができません
「とても観るのにエネルギーのいる作品で私は大好きです」としか言いようがありません。
鑑賞後は昼食を取るためにカフェへ入りました。
しかしお腹が、胸が、いっぱいでコーヒーゼリーだけを注文し満腹状態でした。
映画館の暗闇はまるで精神分析や夢分析、心理療法を自身が受けているような感覚でした。
いつもは映画を観ながら思わず声が出てしまったり、笑ったりするのですが、今回は終始無言のまま真剣な顔をしていたと思います。周辺におられるお客さんの存在は全く意識化できないほどであったと今、気がつきました。
この作品をどう分析するのか?
はじめてなのかも知れません。
いつもはジブリ作品を何某の手法で分析する心理学者さんがおられると思いますが、「自分ならどのように捉えるのだろうか?」と考え込んでしまいました。
深層心理学的には様々な捉え方があると思いますが、タイトル「君たちはどう生きるか」通りに、人生の先輩(=宮崎駿監督)から大きなメッセージを受け取ったような気がします。
作品の背景には「死と再生」が描かれていると思いますが、次世代(特に青年期を生きる若者)に「生きる・生き抜く勇気」を与えてくれる何かがあります。
またその続きを感じるために、足繁く映画館のスクリーンの前に座するのも良いと・・・思います。
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