ユートピアの床勝ち:勝つことも、負けることもない微妙なポジションの維持
壁勝ち、天井負け・・・一体何を戦っているのだろう。
どちらが先でも後でも良いんじゃないの?
アナタとワタシが居る場所には、勝敗のようなものがへばりついている。これは事実。
下界では「早いもの勝ち!!」というヒトがかなりいると思うけど、gomagoma は気にしない。
多分ユートピアには、先勝、後負けなんて言葉は存在しないのだから・・・
段取りよく生きてみたい。
そう信じつつも、慌てて失敗をくりかえす。
ユートピアの床勝ちでは、段取りが大事といいながらも結局は、棟梁たちの経験がものをいうらしい・・・。
gomagoma は失敗経験を最小限にすることに全エネルギーを注いできた。
優等生ではないにしても、勝つことも、負けることもない微妙なポジションの維持。
それが全てだった。
「お先にどうぞ」という感じ。
これからは何を優先させる?
小さな家をユートピアに見立てて、自由・平和・平等を目指す?
そんなことしなくても大事なのは「流れ」。
今回の天井の仕上げは建築の最終段階にしてください。
壁面に先を譲って、どうぞ「天井負け」と言ってやってください。
天ほど近くて遠いものはないのだから、ゆっくり施行すればッ。
それで良い。
言葉の解説
床勝ち(ゆかがち)は、間仕切りパネルや収納ユニットなどを用いて室内施行する場合、床を先に施行して、部品の数や性能や納まりが決められることをいいます。その後に施行されるものの方を逆に「負け」といっています。
現実には存在しない、理想的な世界のことをいいます。日本語では理想郷とか、無可有郷(むかうのさと)などと呼ばれています。また1516年に刊行されたトマス・モアの長編小説では、架空の国ユートピアの見聞録というかたちで、当時のヨーロッパ社会を批判し、自由平等な共産主義的社会や、宗教の寛容を説いたといいます。
夢の中はユング・・「聴色(ゆるしいろ)のドレスを着てもいいですか?」
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】
夢の中でユング・・恥ずかしがり屋のアナタに会いに行きます。
夢の中はユング・・全力の勇気を持参しワタシが会いに行きます。
今日は一斤染(いっこんぞめ)のドレスを手に入れようと思っています。
紅花のグラデーションは帯のように流れだし、橙色の花が赤く染まっていく。
ユングに会いに行くのですから・・・
こんな時は考えすぎてはいけません。自分の感情を大切に。
こんな時は駆け引きしてもいけません。自分の直観を信じて。
夢の中で自転車・・・
二人乗りで坂を登る、登る、ペダルを回転させる。ここは高速道路だ。大丈夫か?
夢の中は自転車・・・
二人乗りの坂を下る、下る、ペダルを離してスムーズに前進する。大丈夫だ。
西の空に真紅の夕焼けが見える。同じ色のドレスを着てみようか・・・
魅力的な色だけど gomagoma には似合わない。
萌える陽よ、鎮まれ、静まれ、沈まれ!
沈下した太陽にアナタとワタシの影が重なる。
これがアナタのアニマ、ワタシのアニムスか?
ユングに聴く。
「聴色(ゆるしいろ)のドレスを着てもいいですか?」
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