コラム【ゆ✖️ユ】の物語:夢の中はユング・・「聴色(ゆるしいろ)のドレスを着てもいいですか?」

聴色(るしいろ)

聴色(ゆるしいろ)は、紅花で染められた淡い紅色のことで、紅花大一斤で、絹一疋 (きぬいっぴき)が染められた色合いを指しているといいます。一般的には「一斤染(いっこんぞめ)」という色名で知られています。
古代、紅花はとても高価な染料で、色が濃くなればなるほど高額になるというものだったそうです。なので皇族や身分の高い人にしか許されない「禁色」だったといいます。それとは逆に淡い色をした聴色(ゆるしいろ)は誰でも着用できる色だったそうですが人々は、だんだんと濃いめの紅色を用いるようになったといいます。当時はどの程度の濃度まで許されていたのでしょうね。

ング(Jung,Carl Gustav)

ユングはスイスの精神科医で分析心理学の創始者です。自らを魂の医者と呼んでいました。彼は1900年にバーゼル大学で医学を修めて、その後ブロイラーやジェネの指導を受け1907年にフロイトに出会っています。
最も一般的なユングの概念は「内向ー外向」でそれは素質的な態度の型だといいます。内向型は関心が自分の内面に向かい、外向型は関心が外界の諸事象に向かって客体に積極的に働きかけるといいます。さらに4つの心理機能として、思考ー感情、感覚ー直観を区別しました。またユングは心を「意識」と「無意識」に分けて、さらに無意識を「個人的無意識」と「集合的無意識」に分けました。「集合的無意識」とは人間だけでなく動物にも共通する心の基礎になっているもので、「影、アニマ、アニムス、自己・・・」などの元型を概念化していったとのことです。

目次

夢の中はユング・・「聴色(ゆるしいろ)のドレスを着てもいいですか?」
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】

夢の中でユング・・恥ずかしがり屋のアナタに会いに行きます。
夢の中はユング・・全力の勇気を持参しワタシが会いに行きます。

今日は一斤染(いっこんぞめ)のドレスを手に入れようと思っています。
紅花のグラデーションは帯のように流れだし、橙色の花が赤く染まっていく。

ユングに会いに行くのですから・・・
こんな時は考えすぎてはいけません。自分の感情を大切に。
こんな時は駆け引きしてもいけません。自分の直観を信じて。

夢の中で自転車・・・
二人乗りで坂を登る、登る、ペダルを回転させる。ここは高速道路だ。大丈夫か?
夢の中は自転車・・・
二人乗りの坂を下る、下る、ペダルを離してスムーズに前進する。大丈夫だ。

西の空に真紅の夕焼けが見える。同じ色のドレスを着てみようか・・・
魅力的な色だけど gomagoma には似合わない。
萌える陽よ、鎮まれ、静まれ、沈まれ!

沈下した太陽にアナタとワタシの影が重なる。
これがアナタのアニマ、ワタシのアニムスか?

ユングに聴く。

聴色(ゆるしいろ)のドレスを着てもいいですか?

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次