コラム【や✖️ヤ】の物語:ヤング=ヘルムホルツの朝「禁色の山鳩色が飛び立つ瞬間・・光の波動を感じたい」

山鳩色(まばといろ)

山鳩色(やまばといろ)は、山鳩の羽のような灰みの強い鈍い黄緑色をしています。山鳩とは青鳩のことで、色名はその羽の色に由来しています。染色は紫根で染められていたということですが、実はこの色「麹塵」や「青白橡(あおしろつるばみ)」と同じ色で、昔は禁色の「青」になっていて一般の使用が禁じられていました。当時は天皇が平常着用されていた色だそうです。

ング=ヘルムホルツの三色説

イギリスのヤング(Young,T.)は網膜に光の振動(波動)を受容する粒子が存在すると考えていました。もしも1種の粒子が1種の光の振動に完全に同調して「色」を感じるのであれば、網膜のそれぞれの感覚点にあらゆる種類の粒子が存在しなければならないことになります。でも何らかの方法で粒子の数を節約しているのではないかと彼は推論したといいます。そこでヤングは網膜の各神経線条が三原色に対応した3種の粒子からできていると仮定しました。この理論は「網膜の粒子」を「錐体視細胞」、また「光の振動」を「光の波長」と読み替えれば、現在の三色説の概念そのものということになります。
人は波長が長い光を赤と感じ、短くなるにつれ橙、黄、緑、青、紫と連続的に変化するように知覚しています。 物理学では、赤・緑・青の範囲にある色光を混ぜると白色光ができることから、この三つを「光の三原色」として考えます。つまりこれが「ヤング=ヘルムホルツの三色説」ということです。

目次

ヤング=ヘルムホルツの朝「禁色の山鳩色が飛び立つ瞬間・・光の波動を感じたい」
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】

おはよう・・ヤング=ヘルムホルツの朝。
東南から斜めの太陽が公園めがけて差し込んでくる。
光の波動は瞬時に可視化され、無数の直線が網膜へとフラッシュする。
早朝には贅沢な良光がアナタにもワタシにも等しく与えられる。
そして生きている者の波動を共有するのだ。

禁色の山鳩が樹々の緑に捧げられ、赤くなった実を頬張っている。
彼らはとても高貴な存在という感じはなく庶民の暮らしを堪能している。
リズミカルなさえずりを他の鳥たちと共に楽しむ姿が愛らしい。

青い鳩、網膜が満腹になって飛び立つ。平和を祈りながら仲間と共に羽ばたく。
分け隔てなく・・・

光の波動が長い旅路を経て、赤から再び出発する。
だんだん内包する橙、黄、緑、青、紫へと続くスペクトル。
白色・透明に見える光線の波動を全身で感じる。
「こんなに沢山の集合体だったとは・・・何も知らなかった」

あっ! 樹々の緑赤くなった実青い鳩 が瞬間、混色し光って見える。

gomagoma は今、自分の色を探し求めている。
白色光に向かって飛べ。ストロングで鈍い黄緑の羽根広げて・・
今、白色光に向かって飛べ!

これで良いのではないか・・・
いつもの朝、「これからもずっと山鳩が飛び立つ瞬間を感じていたい」
アナタとワタシ・・・

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