常磐色(ときわいろ)=deep yellowish green
常磐色(ときわいろ)は別名エバーグリーンと呼ばれ、杉や松などの常緑樹の葉の色のように深い緑色のことをいいます。「常磐」とは常に変わらないことを意味しているため、江戸時代には縁起の良いものとして好まれていた色だといいます。
トリックスター
神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破って物語を展開する者のことをトリックスターと呼んでいます。
往々にしていたずら好きとして描かれ、詐欺師やペテン師、神話や民間伝承に現れるいたずら者という形で登場します。
このトリックスターは秩序の破壊者でもあり、一方で創造者でもあります。つまり善と悪など矛盾した性格の持ち主と考えられる存在で、対立した者の間を取り持つ仲介役ということでもあります。
神と人間、天と地、秩序と混沌、自然と文化の間を行ったりきたりしながら、その境界で活躍する両義的存在となっています。また心理学者のユングはトリックスターを「未分化な人間の意識の模写」と考えていたそうです。
トリックスターの通過点「常磐という名に安心するべからず」
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】
なんでこんな時に来るかな〜
一見穏やかに過ごしている時に限って、奴はやって来る。
まいったな〜。今じゃなくてもいいんじゃない?
アナタが今回のトリックスター?
ワタシも前回のトリックスター?
常緑樹と落葉樹だったらどっちがお好きですか?
ワタシは思います。
年中どこで誰といても変わらないアナタよりも、地面をパサパサの葉で雲海にしてしまう奴の方がきっと魅力的です。
gomagoma の周辺にも時々、トリックスターがやってきます。
そんな時、思ってもいない遊戯や事件が勃発して本当に疲労困憊してしまうのです。
日常という名の安定と、自然の中の過酷さが交差しミックスされる瞬間、何かが破壊され別の何かが誕生する。
そうして自分が知らなかった自分と嫌々ながらも直面、対峙することになるのです。
天と地が逆転する。時が止まる。身動きできないほどのメガ重機が道路の真ん中を占領する。
今まで構築してきた文化的な gomagoma はどこへ消え失せたのか!
裸体に近い状態で、もがく、もがく。
進むべき路が北西から南東へと変更された。
深緑の森を一気に通過し、落葉した冬の景色を目隠ししたまま通過・・・
南へと突っ走る。
ワタシの方位磁石が思ってもいなかった方角を指す。
これは奴の仕業だな。
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