卵色(たまごいろ)=light reddish yellow
卵色は別名ゴールデンコーンといわれ、トウモロコシのような色をしています。
この色は「玉子色」とも明記されていて卵黄を模した経緯があるそうです。
浅い赤みを帯びた黄色は確かに卵の黄身のような色彩になっています。
日本では江戸時代前期にはすでに染められていた色だそうで、井原西鶴の好色一代女にも記述されているそう・・・
タブルバインド(double bind;二重拘束)
ダブルバインドとは、ベイトソン(Bateson,G.)が1956年に発表した「家庭内のコミュニケーションの病理」のことを指しています。このコミュニケーションは、親が子どもに相矛盾する2つのメッセージを異なる水準で同時に送ってしまうことをいいます。
受け手の子どもにとっては、混乱の原因になりそうです。
子どもの立場では、その矛盾を指摘したりその場から逃れるということが許されない状況なのです。まるで手足を拘束され、縛られたまま立ち去ることも、逃げ出すことも、回避することもできなくなってしまうのです。
心理学的には、こんな日々の繰り返しが知らぬ間に様々な病理を生み出すのではないかと考えられています。
卵色のダブルバインド「卵がさき? あと? ここに居てもいいけど、ずっと居てはいけない」
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】
卵の黄身が栄養過多になるとどうなるのだろう。
もっと赤みを帯びたオレンジ色に近くなるように思う。
薄い色が好き? 濃い目の色が好き? それとも・・・
では、卵白の色と味はお好き? ドロッとした感触は大丈夫?
生でいく? 加熱する? それとも・・・
鶏が先に卵を産むの? それとも卵がヒヨコになって鶏に成長するの?
どちらがさき? あと?
「ニワトリが先か、卵が先か?」のありふれた設問・・・。
答える気も失せてしまう。
大人になったらどうする?
何処か遠くに行く? 近くにいる? それともずっとそばにいる?
両者の本音はどこにある?
「成人して欲しいのか、ずっと子どものままでいて欲しいのか・・・」
言ってる本人が一番わかっていない事柄・・・。
いつまでに、どこで、何をしていったら良いのか。
卵も鶏もわからない。そのまま過ごす。
gomagoma は今、飛ぶことはできない。
飛べないわけではないけど、飛ばない感じでやり過ごしているだけ。
どこからか二重になって聞こえる。メッセージが・・・
「ずっとこのまま、ここに居てもいいけど、ずっと居てはいけない」
そうか居続けてはいけないのだ。この世界で、やるべきことを大人はいつも示してくるけれど、それを貫徹した人はそう・・いない。
〜 ダブルバインドの時代に生きる栄養過多な玉子より 〜
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