コラム【し✖️シ】の物語:漆黒の時代はシンクロする黒ネコにすぎない

漆黒(っこく)=black

漆黒とは別名ランプブラックと呼ばれ、煤煙から作った黒色顔料の色のことをいうそうです。この色は漆(うるし)のような純粋な黒色だから、「漆黒」ということなのか・・・
フランス語ではノアール(noir)といわれています。
黒猫ちゃんにはよく「ノアールちゃん」と名前がついているのも理解できます。
かわいい名前ですが、揺るぎない強さを感じさせる色です。

ンクロニシティ

シンクロニシティ(synchronicity)とは「共時性」のことで、ユング(Jung,C.G)が提唱した概念です。
これは2つの出来事の意味ある符号のことで、内的なイメージと外的な世界が不思議と一致する現象を体験することでもあります。因果的にはどう関連しているのか説明がつかない、神秘的体験ともいえる出来事が同時発生するのです。
シンクロした時、ハッとして時間がスローモーションになるかもしれません。
そんな時、人は大きく心を揺さぶられ、単なる偶然とはいえない体験に意味や意義を感じます。
ワタシたちにもこのような体験はあるような、ないような・・・やはりあると gomagoma は思うのです。

目次

漆黒の時代はシンクロする黒ネコにすぎない
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】

黒猫はどれくらいの確率で誕生するのだろうか?
この頃、地域猫ちゃんの中に漆黒のネコ一族がほとんどいないような気がする。
何処いったの?

こんな時代だからこそ。

漆黒の時代に鏡や漆器は美しく輝きます。
限りなく百パーセントに近い黒の世界で、自然の色差しはどれもこれも背景の暗黒のスクリーンと調和するのです。
どんなに暗く視界が悪くても、人や動物、植物、すべての生物が世代から世代へ、生命(イノチ)を伝えることを忘れなければ、それはそれは美しい、自分らしい色を発色させることができるのです。

生物が寿命を全うする時、西の空には何が見えるのでしょうか。

黒ネコが道を横切る時、なぜか gomagoma は「生きることと死ぬこと」を同時に考える。
生と死はシンクロしているのかも知れない。
生きているワタシ、死をむかえるワタシ、どちらも有彩色を持った自分自身です。

思い通りにネコが通過しないこともある。
おめでたい時に黒ネコのノアールが笑顔で来訪することもある。
地域で暮らす猫たちは、シンクロする黒ネコ一族の仲間です。
彼らは、地域を斜め45度で突っ走ることを業としている存在です。
良いことも悪いことも知っているらしい。
きっと。そうだろう。

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