瑠璃色(るりいろ)
瑠璃色(るりいろ)は、濃い紫みの鮮やかな青色のことをいいます。本来「瑠璃」とは仏教世界の中心にそびえ立つ須弥山 ()で産出される宝石で、仏教の七宝の一つでした。この瑠璃色は至上の色として神聖視され、透明感のある色合いは静かで幻想的な深海をイメージさせます。また瑠璃は昔から貴重なガラス質の鉱物ということで、正倉院の宝物にも使用されています。瑠璃の洋名は「ラピスラズリ(lapislazuli)」といい、この原料は日本では「青金石」と呼んでいます。
「ラピスラズリ」・・・こちらの方が馴染みがある方も多いのではないでしょうか。
ルビンの壺
このルビンの壺(Rubin’s vase)は、1915年頃にデンマークの心理学者 エドガー・ルビンによって考案された多義図形です。この図形は背景に黒地を用いた白地の図形で、向き合った二人の顔にも大型の壺(盃)にも見えるという不思議な特徴を持っています。
アナタには「どちらが図で、どちらが地(=背景)に見えますか?」
本当の姿を見せてくれ「瑠璃色のルビンの壺は図? それとも地?」
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】
川の左岸に生命の泉が溢れ、水が塊となって七宝の輝きを見せている。
金、銀、瑠璃、水晶、赤真珠、瑪瑙、琥珀・・・
アナタとワタシが泳いでいる川は今、貴重な宝石となっているのか?
本当の姿を見せてくれ。
瑠璃の中にはある「金」。
七宝のモザイクにひとつのカケラ、青金石が「ワタシは宝石です」と言う。
本当の顔を見せてくれ。
今、山あいから流れ来る上流石の一つとして海を目指す。
この地はどこか? 見失いそうだ。正確な地図見せてくれ。
gomagoma の顔が斜め45度に傾いている。
ワタシはこの流れに沿って、どこに辿り着くのだろう・・・
生まれたての石が川の流れとともに削られ、滑らかな楕円となって転がる。転がる。
ルビンの壺に投入しよう。
そうすればアナタとワタシが盃を交わし共に祝福できそうな予感がする。
フタリの顔が背景になっていく。自己主張することをしばし休止し、静止画の光を共に放つ。
瑠璃色のルビンが光の図の中心となって輝きを増す。
アナタとワタシの本当の姿・・・回転しながら交互に顔を出すラピスラズリ。
誰よりも、誰よりも大事です。
友人代表の「金、銀、水晶、赤真珠、瑪瑙、琥珀」が拍手。
誕生おめでとう。
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