緑青(ろくしょう)
緑青(ろくしょう)は孔雀石(マラカイト)から作られる顔料のことで、明るく鈍い青緑色をしています。この色は緑系の代表的な伝統色で、飛鳥時代に中国から伝来し、昔から建築や彫刻の彩色に使用されました。今でも日本画では緑色を表現する上で欠かせない色になっています。銅製品にはカビが発生します。それも緑青と呼ばれていて孔雀石と同じ成分だといいます。人は錆びたものを敬遠したりしてしまいますが、このサビこそが「魅力的だ」ということにもなります。
ロメオとジュリエット効果 Romeo and Juliet effect
ドリスコルらの(Driscoll,R.et al.1972)調査によれば恋愛関係の進展度と親など周囲の反対の強さとの間には正の相関があると考えられています。またその後、6〜10か月あとの追跡調査でも、反対が強かった関係ほど進展しているという結果が出たといいます。つまり「逆境の恋ほど燃えやすい」という仮説が提唱されましたが、後々の研究ではそうでもないということで、あまり支持されていないという経過があるといいます。
恋愛に限らず多少、周辺から反対される事案の方が自分で決断し、行動に繋げる原動力として働くこと・・・時々あると思います。あまりお膳立てされない方が良いことがあるのかもしれません。
アナタとワタシのロメオとジュリエット効果「逆境に立つ緑青のサビが魅力的です」
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】
逆境に立つほど燃えやすいもの・・・
反対されると傷ついてしまうもの・・・
お膳立てされすぎると嫌になってしまうもの・・・
自分で見つけて熱中できるもの・・・あれこれ
gomagoma もそんな日常を繰り返しています。
時には「もっと反対してくれないかな〜」とストッパーの役割を要求してしまったり。
随分、勝手気ままなことばかりしています。
これから何処に流れていくのか見当がつかない川の流れ・・・
枯れることのない水の深さ・・・
緑青の混濁した生物たち・・・どれも嫌いではないのです。
酸化し燃えることがある金属が空中に分散する時、それがチャンスです。
求心力のない拡散状態が今、許可されている今こそ見つけたい。
拠り所のない不安や悩みがアナタにもワタシにもあるでしょう。
でも解決の糸口なんて簡単には見つからない。
ロメオとジュリエットには大きな壁面があった。
ぶつかれば反作用で何倍にも跳ね返ってくる強靭な何かがあった。
この反作用のエネルギーとともに酸化し燃え上がる情熱もあった。
でも彼らは熱すぎて尽きてしまったが・・・
青年が大人になる時、危険が襲いかかってくる。
逃げれば逃げるほど追ってくる。
取り除きたくても離れないサビ・・・
サビはこの星で生きるモノの宿命として発生する。
面倒がらずにサビとも共存し、燃え尽きない程度の緑青として流れる川で泳いでいきたい。
今「gomagoma・・gomagoma・・」と呪文を唱える。
五分五分の心で分け合って。
アナタからワタシ、ワタシからアナタへ・・・
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