野縁(のぶち)でノマド:「もう、ひとつの場所に着地してしまったのか!」
天井からぶら下がる吊る木。
この木材は一体どこへ繋がっていくのだろうか・・・
接合部分はどうしよう。
同種の木製にするか、新入りの金属製のヤツでいこうか。
異種同種、ともにタイミングとチョイスがものをいう。
つまり「ご縁があるか、ないか」ということか。
gomagoma もノマド(nomado)に対する野望があった。
これは本能でもあり野生でもあり、理性でもあった。
なんか矛盾だらけの感覚・・・
国境を知らない野原。
パオで暮らす仲間との生活。
共に旅する同志たち・・・そして。
ひとつどころに植樹なんてできない。
今もってちっぽけな苗木として申し上げる。
そもそも移動可能なパオや滞空に野縁はいらないのでは・・と。
gomagoma の地鎮祭。
「もう、ひとつの場所に着地してしまったのか!」
もう戻ることはできない。
仮にノマドのような日常がいつまでも続いたとしても、もう引き返せない。
小さな家は始まりでもあり、終演を迎える場でもある。
新しいライフスタイルを創りだそう。
ノマドの家には、天井仕上げの水平部材をさらに頑丈なものに変更し、屋根裏部屋を造設。
そうだ。コンセントを設置して今風な金属を持ち込もう。
いつでも、どこでも、誰とでも・・・通信。
野縁でノマドワーキングできたら、星とお天道さまがスゴク身近に感じられそう。
縁あってアナタとワタシが、こんな浪漫を抱くようになったのは・・・
野望? 野生? それとも理性?
言葉の解説
野縁(のぶち)とは天井仕上げ工事の水平部材の一つで、天井仕上材を張り付けるための下地材のことをさしています。材質には木製や金属製などがあります。
ノマドとは遊牧民を意味する「nomad」に由来する言葉です。現代では特定の場所やオフィスを持たずに仕事をする働き方を「ノマドワーカー」と呼んでいます。
ノーマライゼーション「熨斗目色の着物を着て川べりを歩こうか・・・」
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】
熨斗目色の着物を着て川べりを歩こうか・・・胸と背中に家紋をつけて。
ワタシたちのルーツはどこにあるのだろうか?
武士だったのか、農民だったのか、貴族だったのか・・・どうでも良いことかもしれないけど、ちょっと気になる。
本当は潔く生きていきたいけれど、ついつい立ち止まってしまう。そう臆病になるのです。
「もしかしたら普通の生活なんておくれないのかもしれない」と。一体、普通って何?
gomagoma はどこかに病を隠し持っているのかもしれない。心身のどこかに・・・
自分に言い聞かせる。
ノーマライゼーション、インクルージョン、ダイバシティ、バリアフリー・・・
呪文のように通過する言葉は、どれだけの説得力をもって刺さってきたのだろうか。
ちょっと真面目に考えてみる。
人はすべての器官が揃って産まれ出ることを当たり前と思っているけれど、それは偶然、奇跡的な幸運が舞い降りてきただけのことかも知れない。きっとそうだ。
心身に障害がないと納得して生きること、それが出来る環境にあること、そして「ワタシたちには全く障害がない」と言い切ること・・・そんな・・・なんて傲慢なことだろう。
人はいつでも病む、老化する、障害と共に生き続ける、そしていずれ死に至る・・・特別なことではない。
アナタもワタシも100%の健康を目指す必要はない。少し病んでいてもよいではないか!
だからいつでも gomagoma は「ノーマライゼーション、インクルージョン、ダイバシティ、バリアフリー・・・ノーマライゼ・・」と唱え続ける。
そんな世界が、環境が、生活が今、とても愛おしい。
一緒に、熨斗目色の着物を着て川べりを歩こうか・・・
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