鼠色(ねずみいろ)= battleship gray = medium gray
鼠色は別名バトルシップグレイと呼ばれ、軍艦にこの色が塗られたことからきた色名といわれています。この色はの体毛の色のような暗い灰色で、室町時代の末期から江戸時代にかけて生まれた色と考えられています。
「素鼠(すねずみ)」「御召鼠(おめしねず)」「鈍色(にびいろ)」「うす墨」といったいろんな呼び名もありましす。歴史的には江戸時代の中期に派手な色が禁止されていたため、この鼠色や藍色は「粋」な色としてとても重宝されました。また、この色を出す染料は、櫟(くぬぎ)、楢(なら)、栗(くり)、樫(かし)などの樹木が原料となっているため比較的、手に入れやすい色ということでもありました。様々なものをミックスし媒染して染められたものだったそうです。
ネオフォビア neophobia
この言葉は「新奇恐怖」のことを指しています。今まで慣れていたものとは違った新しい環境や刺激に接した時、それを恐れて避けようとする傾向のことを意味しています。特に野生動物などではその特徴が顕著ですが、家畜化されることによって段々恐怖が緩和します。また対照的な現象としては、人間の乳幼児や多くの動物に新しい刺激に注目して接触したがる傾向も見られます。アナタはどっちのタイプですか?
ワタシは・・・
ネオフォビアなワタシたち「鼠色が無難なので重宝します」
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】
今度こそ自分の色をメインにした服を新調しよう。
ブルーがいいかな? イエローでもいいか・・・このピンクもかわいい・・でも
「やっぱり鼠色にします。なんにでも合うし汚れも目立たない。持っていて損がないです」
鼠色は無敵といっても良いくらい有難い色です。クローゼットの中には「すねずみ、おめしねず、にびいろ、うすずみ」が満載です。全部同じ色ですが・・・いけませんか?
gomagoma も、そろそろ新しい世界で新しい色と出会って、新規開拓がしたいのです。
本当は・・
でも臆病になってしまうのかもしれませんね。知らない事は知らないままでいる方がずっと楽だから。ネオフォビアなワタシにガッカリです。いつも同じ道を通って、同じ人と過ごす。毎日同じパターンの流れ作業も継続したいし・・・
でもそれは許されないのです。
鼠だからといって、いつも臆病だとは限りません。だって心拍数を MAX にして走り続けているではないですか。緊張し恐怖でかたまりそうになっても新しいものを見つけ出そうと探索行動を続けている。寿命は人よりもずっと短い動物だけれど、手を抜かず生きている。
生物として凄いヤツです。
彼らも「無難な生き方をしている」とは言われたくないはずだ。
新奇恐怖と戦う同志たちへ!
そろそろ新しい色を見つけることにしようではありませんか。
「素鼠(すねずみ)」「御召鼠(おめしねず)」「鈍色(にびいろ)」「うす墨」「素鼠(すねずみ)」「御召鼠(おめしねず)」「鈍色(にびいろ)」「うす墨」
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