長押(なげし)のナショナリズム:「自分で選んだ場所に打ちつけたい」
長押が一、二、三・・・本。
小さな家の大黒柱の横材として頑丈に打ちつける。
角材には樹々の年輪が確認できる。
これは丸太型? 台形? 板長? 面皮?
アナタとワタシの長押は建築物が解体されるまで、長く長く押しかためられる。
なんで長押(なげし)を「ながおし」と呼ばないのだろう。不思議・・・
長押のナショナリズムの語源は、ネイション(=nation)。
gomagoma の周辺にはつながりがある人、なさそうな人、あまり推したくない人・・・が数多く存在する。
多種多様な共同体には独立した思想や主義があるのだろうか?
ネイションの構成員は何故か、いつも弱々しい。アナタもワタシも・・・
国家主義、国民主義、国益主義・・・背景には色んな考え方があるらしいけど、ついつい他動的な生き方に流される。
流れを止めるために gomagoma の家には、少し太っとい柱を発注したい。
土台には「地長押」、窓の下には「腰長押」、壁には「壁長押」、天井には・・・
こんなにも多くの杭が本当に必要なのか、と立ち止まる。
不安があるからだ・・・どこかで居場所を固定したいだけなのか?
せめて建築中の家の長押くらいは「自分で選んだ場所に打ちつけたい」
コン。
言葉の解説
長押(なげし)とは和風室内の柱の片面または両面から打ち付けた、柱より細目の固定された横材のことをいいます。
ナショナリズムとは、人が政治的共同体として、国家に帰属していると感じたり、帰属しようとしたりする感情をさしています。また人が帰属する対象として、他のものよりも自身が帰属している国家をより優先させるというイデオロギーや運動のことをいいます。
「春の眠りとナルコレプシー」菜の花色のリキュールは飲み過ぎ注意です
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】
次はアナタがシャルトルーズをつくる番です。
美味しく、美しく、美的センスを持って発酵をさせてください。
菜の花色のリキュールがワンフロア全域に香る。
昼間っから酔ってしまいそうだ。
太陽が射す。全面ガラス張りの壁。
透け透けの心が痛む。
これではさらしものではないか。
この場所ではもう生きていけない。
脱力する。仰臥位になった背面が底へ其処(そこ)へと落ちていくような睡魔。
昨夜から全く眠っていない。金縛りで身動きできない。
なぜ今頃、ここで・・こんなことが起こるのか?
菜の花畑で爆走していた頃が懐かしい。
香る春の訪問者。
gomagoma の春は黄色と緑の混色からスタートする。
太陽が朝からお出ましだ。眩しいまでの樹々・・・
春眠で幻を観る。
ワタシが描く未来、希望、出会い。
ナルコレプシーはこの世とあの世の境目にある現実でもある。
病気なら薬で治そう。
でもワタシがワタシであるために必要なら、この幻想を今しばらく堪能しようではないか。
リキュールは gomagoma にしばし休息を提供するものだ。
飲み過ぎには十分ご注意ください。
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