マルクーゼの間柱:ミンナの「ルーティーン」や「好き」がいつまでも続きますように***

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マルクーゼの間柱:ミンナの「ルーティーン」や「好き」がいつまでも続きますように***

間に入ってほしい、無知な揺さぶりに耐えれるように・・・
間を補ってほしい、足らないワタシの弱点を。
間柱を設置する距離感は目分量でも、計算し尽くされたものでも、どちらでも駄目なのでしょう。

時として大壁の造作に歪みが生じることがある。
本柱の2つ割、3つ割、間隔は450ミリか・・・ここは木材でなくても異端な金属をあてがっても良さそうだ。
gomagoma の小さな家の建築は、細かなオーダーが多すぎてやや難航している。
「こんな技法があります、とか、あんな部材が今流行りです、とか」

ちょっと異端なマルクーゼが、揺れている。
間柱たちは、どこが土台なのか設置部分が確認できない。
すっかり自信喪失状態か?
こんな時、マルクスとフロイトならどうする?
フタリの主張は穏やかな結末をむかえる事ができるのか・・・

アナタとワタシの周りには、管理し尽くされた事項が多すぎる。
どこへ行くにも、何をするにも、誰と会うのも・・・すべてお見通しか。
知られ尽くしているみたいです。
現代的な機器や今風の考えを少し棚の上に放置して時間を過ごせたら・・・
逃れられる? 自由になれる?

そうでもなさそうです。
gomagoma は自由を求めて活動できるほど革命的な存在ではありません。
日常はコンビニ行ったり、散歩したり、携帯見たり・・・

これが今の幸せなのです。
間を生きることは、中庸な世界でバランスをとり続けることでもあります。
あれは駄目! ここは危険! それだけでは生きていけない。 

本当は誰もが、少し細身の柱になって家屋の支柱を助けたいのでは?
ミンナの「ルーティーン」や「好き」がいつまでも続きますように ***

言葉の解説

カーペンター

間柱(まばしら)とは柱と柱の間に補強して壁下地材などを取り付け、大壁仕上げとするためのものをいいます。

フィロソファー

マルクーゼはドイツ生まれの哲学者で、ナチスの迫害を逃れてアメリカに亡命しました。マルクスの社会理論とフロイトの精神分析理論を基礎にすえて、高度に発展した現代の管理社会がもたらす人間疎外の状況を鋭く分析・批判したということです。

舛花色(ますはいろ)のソファでマインドフルネス「今が一番好きです・・・ワタシ」
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】

一見、グレーに見えるこのソファがお気に入りです。
ワタシは舛花色(ますはいろ)の青にいつも助けられています。
ここは ZERO点の場所・・・マインドフルネスに適した place ということになります。

新しい年を迎える。元日は gomagoma にとって再生の時、今こそマインドフルネス。
「ワタシとアナタは確かに、この地にいる。まわりは静寂の時を迎え、邪魔するものは何もない。安全な空気と程よい湿り気が身体を覆っている。呼吸は穏やかに繰り返される。心臓と腹部がいつも以上にリズミカルだ。心地よい。優しい時が流泉のごとく経過する・・・」

各所に灰色の雨が降る。青空は一瞬にして曇ってしまう。
上空から人工的な閃光が大地めがけて落下し焼き尽くす。
これではマインドレスネスということになる。
道路を走る車、通行する自転車、歩行する群衆・・・
いつもよりも静けさを持って雲隠れしている。

ソファには身体を包み込むだけの安全装置が組み込まれている。
全身の重力が加重してもへこたれない。
「ただ、ここにいるだけなのに安堵感・・・今が一番好きです」
このマインドフルネスな過ごし方が許されている平和な place に今、感謝します。

「舛」の文字には「いりまじる、乱れる」という意味が隠されている。
ワタシもアナタも時として、群衆の意見に飲み込まれ「いりまじり乱れる」瞬間がある。
それはあくまでも瞬間のことだ。

どうか誰にでも等しく新しい時代を創生できる ZERO点の場が与えられますように・・・。

まだあるけるよ
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