クロイツァーのための沓脱石(くつぬきいし):神話の中の主人公から勇気をもらうためのお作法
右と左の履き物はこちらへ・・
よかったらこの大理石の沓脱石(くつぬきいし)の上へどうぞ。
玄関は重要な場所です。幸運も不運もここから入ってくるといいます。
なので gomagoma の小さな家には少し贅沢をして大理石をあしらった石をはめ込んでおきます。
クロイツァーはドイツの文献学者で考古学も学んでいたといいます。
芸術的でロマン派の運動に参画していたらしいです。
哲学、文学、神学の中には新たな神話を見い出すヒントがありそうです。
アナタとワタシにもロマン派の物語を創作するチャンスがあるとすれば、土足はいけません。
夢のある世界を信じるのであれば、ちょっと良さげな大理石に靴を預けておきましょう。
何かを生み出すとき、何かを手放さなくてはなりません。
その何かは一体、なんなのか・・・
それが gomagoma にもわからないのです。
失うということは恐ろしいことですね。
もしも取り返しがつかないほどのミスをおかしてしまったら・・・
勇気を出そう。
ギリシャ神話や日本の神話に出てくる主人公たちは、とんでもない失敗を重ねているではないか!
生命が保持できる程度のミスなら「よし」ということにしていただきたいのです。
言葉の解説
沓脱石(くつぬぎいし)は建物に出入りする時に、脱いだ履物をそろえておいておく石のこといいます。
クロイツァーはドイツの文献学者・考古学者で、マールブルク大学で神学や哲学を学び、次いで文献学・文学史を修めた人です。 1804年から 45年間ハイデルベルク大学で文献学と古代史の教授として過ごしました。
草色のフィールドでグレートマザーと戦う 〜大人になりたいアナタのために〜
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】
草色のフィールドにて
草原を走り回る馬のように、小高い丘を目指しながら一人突っ走る人間のようなトコロです。
日本にも「〇〇古戦場」という名の土地が残っています。
今では住宅地やショッピングセンターのように変貌した草色の「戦場」です。
ここは・・・草が遠慮なく伸び続けている多種多様なグラデーションの世界。
深緑から黄みがかった浅い緑まで・・・
太陽が差し込む昼間でも、月の明かりが皆無に近い新月の夜も、草色は草色のままで風に身を任せたままになっています。
とても戦いが始まる気配はありません。
グレートマザーは微笑んでいます。
草原の真ん中で、「こちらへおいで」と手招きしているかの如く草は揺れ続けます。
「なんか上手くいきすぎる人生って怖くない?」
もっと自分の足で、背が高く鬱蒼とした雑草の中もかけ分けて入っていきたいのです。
本当は・・・
gomagoma は手慣れた飼い犬なんかではありません。
自分の色を探し求めて迷い迷い、走り走り、傷つき傷つき前進をしているのです。
草原には踏み込みならされた道のようなものがあります。
でもこれはワタシではないしアナタのものでもありません。
結局はアナタもワタシも足底がぬかるんで所々に散在する底なし沼を回避しながら捜索をするのです。
これぞ gomagoma の戦場 兼 居場所なのです。
「グレートマザーに負けるな!!」
コメント