草色(くさいろ)= deep yellow green
草色は別名グラスグリーンと呼ばれ、古くからある色名です。
この色は草の葉っぱの色のような深みのある黄緑色をしています。
さらに草色には foliage フォーリッジという名前もあって、木の葉の茂みのイメージからきているそうです。
決して華やかで鮮やかな色彩ではないけれど自然の摂理を感じさせるような色ですね。
グレートマザー
グレートマザーとは「太母」といわれ、これはユング(Jung,C.G)による概念である元型の一つであるということです。
分析心理学では集合的無意識の中に存在する母なるものの意味です。
太母は各地域で伝承されている神話の中の女神や、民話やお伽話の魔女などの中に表現されています。なんだか良いところも悪いところも共存しているような印象ですね。
母親には子どもを産み育てる肯定的な側面と、子を呑み込んで成長を阻止するような・・・それだけではなく死に至らしめるくらいの恐ろしい否定的な側面を併せ持っていると考えられています。
青年が大人になる時、自我の発達プロセスの中でこのグレートマザーとの対決は大きなテーマとなります。
草色のフィールドでグレートマザーと戦う 〜大人になりたいアナタのために〜
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】
草色のフィールドにて
草原を走り回る馬のように、小高い丘を目指しながら一人突っ走る人間のようなトコロです。
日本にも「〇〇古戦場」という名の土地が残っています。
今では住宅地やショッピングセンターのように変貌した草色の「戦場」です。
ここは・・・草が遠慮なく伸び続けている多種多様なグラデーションの世界。
深緑から黄みがかった浅い緑まで・・・
太陽が差し込む昼間でも、月の明かりが皆無に近い新月の夜も、草色は草色のままで風に身を任せたままになっています。
とても戦いが始まる気配はありません。
グレートマザーは微笑んでいます。
草原の真ん中で、「こちらへおいで」と手招きしているかの如く草は揺れ続けます。
「なんか上手くいきすぎる人生って怖くない?」
もっと自分の足で、背が高く鬱蒼とした雑草の中もかけ分けて入っていきたいのです。
本当は・・・
gomagoma は手慣れた飼い犬なんかではありません。
自分の色を探し求めて迷い迷い、走り走り、傷つき傷つき前進をしているのです。
草原には踏み込みならされた道のようなものがあります。
でもこれはワタシではないしアナタのものでもありません。
結局はアナタもワタシも足底がぬかるんで所々に散在する底なし沼を回避しながら捜索をするのです。
これぞ gomagoma の戦場 兼 居場所なのです。
「グレートマザーに負けるな!!」
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