切妻のキニシズム:全力で守っていきたい、ただそれだけのことです

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切妻のキニシズム:全力で守っていきたい、ただそれだけのことです

gomagoma の小さな家は切妻の屋根にいたしましょう。
片流れの斜面もお洒落で良いのですが、左右のバランスが均一のものの方が得意です。

シニシズムの語源は古代ギリシアのキュニュコス(犬儒)学派の教え。
これをキニシズムといい、抑圧される者が優位な立場にある権力者に対して武器を持つことだそうです。
武器の背景には不遜な意識があるらしい。
けれど、 支配者の側も独自の不遜な意識を持つようになるという。
それが「支配者シニシズム」・・・
つまりお互い様的なこと?

シニシズムは、真理に対する一種の屈折した関係と捉えられている。
一方、現実や実社会に対する挑発的なキニシズムには、シニシズム克服に向けた可能性を求めているらしい。
たぶんバランスの問題?

gomagoma は現在、特に社会派の考えを持って生きているわけではない。
ただアナタとワタシの歩みが自由で開放的であって欲しいだけ・・・

屋根は家の頭頂部を保護し、激しい光線や雨、雪、風・・などから身を守る重要箇所だと思う。
東西南北、四方八方から攻め込んでくる困難を全力で守っていきたい。
ただ、それだけのことです。

言葉の解説

カーペンター

切妻とは屋根形式のひとつで、本を伏せたような形をしています。最も一般的な住宅の建築に採用されている形状です。

屋根形式
フィロソファー

キニシズムとは「下」から「上」に対する不遜な態度や意識のことで、シニシズムは「上」から 「下」に対する不遜な態度、意識のことをいいます。

ギャングエイジの大動脈 〜路地裏の世界はいつも銀鼠〜
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】

路地裏の世界はいつも銀鼠

ランドセルを背中いっぱい背負って校門を飛び出す。
通学路を急旋回、右折して鼠色の路地裏に滑り込む。
ここは商店街の舞台裏、幅五十五センチの犬走り、いや鼠走りである。
子鼠が通る動脈は大人が全く存在しない銀鼠の世界である。

商店街には銭湯がある。
下駄箱五十五番が gomagoma の指定席。
さびれた暖簾をくぐり、右手で引き戸を左にググッと寄せ、開門。
まだ誰もいない。
チャンスだ。
急ピッチで衣類を全部剥ぎ取って大浴槽へダイビング。
ここぞ、銀鼠の世界!!

【 成人した gomagoma の回想録から 】

一番風呂の温かさは令和の時代になっても、程よい生き物の温度なのでしょうか。
銀鼠の世界とは大人から隔離された子どもだけの世界だったと思います。
放課後は学校から帰ると、まずは遊ぶことに集中し猛ダッシュで駆け抜けていたように記憶しています。
青年期をむかえ、やるべきことに追われる日々の到来前の貴重な自由時間でもあったと思います。
gomagoma に関しては、友だちと遊ぶ前に「ひとっ風呂」浴びているところがちょっとおかしく個性的なところでしょう。

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