牡丹色(ぼたんいろ)= peony purple =bright red purple
この色は、春から夏のはじめにかけて咲く牡丹の花びらのような紫紅色をしています。また中国では「百花の王」とも呼ばれているとのことです。色目としては、平安時代からありましたが、定着していったのは江戸時代になってからのようです。着物については「表・白」「裏・紅梅」で、女房の衣の場合は、表は薄蘇芳、裏を白の袿(うちき)に生絹単という組み合わせで、4月に小袖として着用されていたといいます。
女性らしさを象徴する本当に艶やかな色で、元気が出てきそうな色彩ですね。品良く着こなすためには少し工夫が必要な気がしますが・・・
ホメオスタシス = homeostasis
ホメオスタシス(=恒常性)とは、生体の 内部や外部の環境因子の変化に関わらず生理機能が一定に保たれる性質のことをいいます。これは生き物にとってなくてはならない重要な機能です。 ホメオスタシスに関わっているのは、自律神経系や免疫系、ホルモンを生成する内分泌系で、動物の生理機能の恒常性として、様々な器官の機能連関によって体内のバランスが維持されています。このように、ホメオスタシスとは本来、生物学の用語ですが、人間の心理について使われることがあります。どうしても変化を嫌って回避してしまうような習性が常にあるとすれば、これは自身のホメオスタシスが関係しているのかもしれませんね。「いつもの自分でいたい」という気持ちは確かにありますもんね。
ホメオスタシスのささやき:「百花の王」牡丹色の小袖を卒業してみたい
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】
牡丹色の着衣であれば、血色良く元気な人と思ってもらえる。
そうです、今のワタシは「百花の王」なんですから・・・もう少し「王」と呼ばれていたい。
いつも変わらないアナタが好きです。でも、いつも変わろうとしないワタシが苦手です。
勝手なものですね。誰にどれだけホメオスタシスを要求するの?
そろそろ誰にも気づかれない形で変身・変態しても良い時期ではないかしら・・・
「変化すること」・・
それは今までの姿を一旦放棄し、何かを諦め新たな空気と水を手に入れることです。
gomagoma は安楽な習慣を手放すことができない。健康を維持管理する上でこんな便利な方法はないからです。
時として新しい考え方に触れると混乱してしまうことがあります。
ただ納得いく新道に触れると牡丹色の花びらを散りばめたくもなります。
アナタなら「王」の座を死守するために、何を守って生きていきますか?
ホメオスタシスの管理者は常にアナタだし、ワタシの領域では自分以外には誰もいないという孤独な存在。
むしろ「百花の王」というよりも「百獣の王」的な力強ささえ内包しているのです。
そう簡単には潰れない、強固な肉体と精神を全ての生き物に与えているのです。誰かが。
牡丹色の小袖もいいけど、もっと力を帯びた重層な着物とともに生きてみるのもいい。
どんなに飛躍しようとしても、組み込まれた恒常的なシステムで、きっと無茶ができない心身が生き残る。
もう少しは冒険しても良いと思います。
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