灰桜(はいざくら)= cloudy pink = pale pink
灰桜(はいざくら)とは別名 cloudy pink と呼ばれ、やや灰色がかった明るい桜色のことをいいます。この桜色に薄い墨がかかったような灰桜は、「桜鼠(さくらねずみ)」とも同系統の色になります。でもどちらかというと灰桜の方が明るくやわらかい風合いで、近代以降に現れた色名だということです。
バウム・テスト
スイスの心理学者コッホ(Koch,K.)によって創設された「投影法」の性格検査です。この検査はA4の用紙に鉛筆で「実のなる樹木を1本」描いてもらいます。このテストの良いところは、言語の表出が困難な人でも、描画が可能なところです。検査という点では、知的能力や発達の診断、人格診断だけではなく、職業適正、精神障害の早期発見、心理療法の効果判定・・・など様々な活用がなされているとても有名な心理テストなのです。
「花の咲く樹木を1本描いてください」バウム・テストは灰桜
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】
バウム・テストは灰桜
1本の樹木を描き続けよう。
ワタシがワタシである輪郭を自覚するように・・・
1本の花のある樹木を描いてみよう。
そこにはこれから歩んでみたい未来が象徴されるから・・・
灰桜は万能な色なのです。
決して鮮やかではないけれど、曇ったピンクは心穏やかに過ごす光線と共にあります。
灰桜は万能な色なのです。
太陽が容赦なく紫外線と共に舞い降りる時、満開の桜は一旦、明度の高い桜色となる。
生まれたての赤ちゃんは柔和な色を内包している。これも悪くない。
でも年輪を重ねる樹木とともにワタシもアナタも少しずつ灰みを増していく。
落ち着きさえ感じられる色になっていく。
グレーな世界、ほどほどに生きていくのだろう・・・それも悪くない。
ベビーピンクの優しさも持ち続けたい。本当は・・・
描いた樹木に灰色桜の花びらが満開になる。
gomagoma も、もっともっと穏やかな存在になりたい。
「花の咲く1人の樹木を描いてください」
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